心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

相反する気持ち

2019年04月03日 | 心理カウンセリング

 

ー ヒンズー教の教え -

 

心が変われば、態度が変わる。

態度が変われば、行動が変わる。

行動が変われば、習慣が変わる。

習慣が変われば、人格が変わる。

人格が変われば、運命が変わる。

運命が変われば、人生が変わる。


私達の行動は、個人の目的に沿ったものです。

その目的が建設的、発展的な方向に向けられたものであろうと、

破壊的、衰退的な方向に向けられたものであろうと、

その個人の目的に沿った行動をしていることになります。


建設的、発展的な行動として、

英語を話せるようになる(目的)→英語を学ぶ(行動)

素晴らしい伴侶を得る(目的)→交流を持つ(行動)

健康的な身体になる(目的)→ダイエット(行動)等。


破壊的、衰退的な行動として、

嫌われたくない(目的)→自分の考えを言わない(行動)

欲求を我慢したくない(目的)→自由に好きなだけ食べる(行動)

人と交わりたくない(目的)→引きこもる(行動)等。

 

個人が不安なく迷いなく長く快を感じられるのであるなら

どちらの方向に向かったとしても

本人の一つの生き方なので良いのだと思うのですが、


無理な生き方をする方向であったなら、

次第に不安感とか孤独感とか自己否定等の

負の感情や気持ちが次第に大きくなり、

現在を維持しようとする気持ちとぶつかりあって

苦しみや辛さが生まれることになります。

 

苦しみや辛さが生まれ、

そして、それが続くような場合には

そこで一旦立ち止まり、検めてしっかりと決断すれば

どの方向に向かおうと苦しみや辛さは、

一旦解消することになりますが、


我慢や辛抱や嘆きを選択してしまうと、

どちらの方向へ進んでいたとしても

苦しみや辛さは次第に大きくなります。


ダイエットの場合を例にとると、

健康的でバランスの取れたスタイルになるために(目的)、

必要な量だけを食べる(行動)と、

 

食の満足や喜びを得るために(目的)、

食べたいものを食べたいだけ食べる(行動)とが、

力比べをし続けている状態になります。


仮に、その状態のまま力づくに食事制限を続けると、

潜在的に欲求不充足の状態が続き、

本来は無かったストレスが加わることになります。


そのストレスが食欲を満たして喜ぶの強力な増援部隊となり、

目標達成体重到達し気持ちが緩んだ瞬間、

抑え込んでいたストレスがリバウンドという形であらわれます。


また、親が子供を怒って叱って勉強をさせると、

上手くいけば習慣となりますが、

悪くすると子供に勉強がどんどん嫌いになるように

仕向けているのと同じ効果となりかねません。


人と交わることに不安を感じて内向的な人が、

社交性のある人間になるために(目的)

もっと自分から積極的に話しかけよう(行動)。


とする時、その行動が習慣化されて、

その人の性格、その後の人生の流れも

建設的なものへと変化することもありますし、

(心のレンズの現実に適応した変化)


その行動が本人の潜在的な自己イメージ

「自分の様なものは。。。」的なものをより刺激し、

苦しみや辛さを増大させることもあります。

(それまでの心のレンズの強化)


行動を主体として心のレンズを変えようとする時は、

一気に大きな課題に取り組もうとするのではなく、

怖さや不安を感じるけれども、それほどでもないというような

適度な課題を一つ一つ乗り越えていく取り組みの方が無難です。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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