心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

出来事と原因

2019年04月01日 | 心理カウンセリング

 

ー ヒンズー教の教え -

 

心が変われば、態度が変わる。

態度が変われば、行動が変わる。

行動が変われば、習慣が変わる。

習慣が変われば、人格が変わる。

人格が変われば、運命が変わる。

運命が変われば、人生が変わる。


私達の行動は、目的に向けられたもので、

過去の学習であるとか、トラウマが

個人の目的を決定づけるものではなく、

個人の未来への期待に基づくものになります。

 

現在の自分は、今までの選択と行動の総和であって、

過去の出来事の総和によって

現在の自分とか未来の自分が決定されはしません。


「先生に厳しく叱られたから学校に行きたくない。」

「目の前で悲惨な交通事故を目撃してから外出が出来なくなった。」

上のようなことは、何かの出来事が、

現在の個人の行動を決定したかのように感じますが、

そうではありません。


自分が上司だと想像して下さい。

上司「何故、遅刻したんだ。」

部下「向かい風が強くて。」

上司、「なるほど、それは仕方ないな。」


上の上司と違って、あなたが納得できないと感じるのなら、

何かの出来事が、その人の現在を決定付けないことを

あなた自身が、すでに理解、認識している証だと思うのです。


もう一つ、

酷い事件の弁護士が良くやる常道手段に

犯人の幼少期の酷い養育環境を訴えて

情状酌量を求めているのを度々に聞きます。


厳しい環境の厳しさや辛さについて理解できますし、

よくぞ踏ん張ってくれたと嬉しくも思います。

 

しかしながら私の立場からすると、

情状酌量の求めるための主たる材料は、

別の材料で戦ってもらいたいと思うのです。


被害者にとって加害者の養育環境の問題は、

加害者と養育者との問題であって

被害者にとっては、なんの意味も関係もありません。


何の関係も無い人どころか被害者に

加害者の辛さや痛み分の責任を持たせようと

しているようにも感じます。


ましてや酷い養育環境であったのにも関わらず、

真っ当に一生懸命に生活をしている人に対して、

世間の人達に間違ったイメージを

持たせてしまうことを危惧するからです。


次のような話もあります。

或る研究者が、或る食べ物について

長年の研究の結果を発表しました。

 

犯罪者の98%は、その食品を食べている。

②その食品を食べて育った子供の約半数が、

 テストの平均点以下である。

③暴力犯罪の90%は、その食品を食べてから

 24時間以内に起きている。

④新生児にその食品を与えると喉を詰まらせて苦しがる。

⑤18世紀、その食品を毎日のように食べていた頃の

 平均寿命は、50歳だった。

⑥現在でも、その食品は規制されることなく販売されている。


この話を聞いて多くの人がざわついて

その食品の販売中止を求める人もいたそうですが、

この食品の正体はパンで、

ただのジョークであったことが判明しました。


このような話は、過去の出来事を、

現在の自分の姿に対しての免罪符として

使用することへの警告と捉えることも出来ます。

 

学校で先生に叱られたからとって、

悲惨な事故に遭遇したからといって、

家の中に閉じこもることなく、


先生に叱られることを繰り返さないために

「次からは、こうしよう!」


いつ事故や災害に巻き込まれるか分からないから

「注意や備えを怠らずに、今を大切に、今を楽しみ、

今に感謝して、前向きに生きよう。」

と考える人がいるのも疑いようのない事実です。


何かの出来事は、現在の自分を決定付けるような

圧倒的なパワーを有してはいないのです。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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