心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

虚偽

2014年02月18日 | 人格障害




その昔、

武士としてあるまじき行為をした者は、

切腹さえもさせてもらえず

武士として死ぬことを許されなかったようです。



少し前に、森なんとかという人物の

IPS細胞を使った心臓移植うんぬんの虚偽、



智を武器に仕事をしている人とはとても思えないほど

稚拙な嘘だったので

私の頭の上に巨大な?マークが何個も現れた出来事として

記憶に残っていたのですが、



今回のこれは、

20年近く人々を欺いていたのですから

ある意味、まあ凄いなあと。



また、規模もでかいですね。

この人達の世界を巻き込んだ虚偽ですから。



何々さんのこの素晴らしい曲が

埋もれてしまっているのが

あまりにも忍びないので

例え自分が悪者になろうとも

世に出したいと一計を企てたと言うのなら

まだ救いがあったのですが。



八百長で優勝、審判を買収して良い成績を残す。

それが例え反則行為、妨害行為であれ勝てば官軍で、

このような行為で名声を手に入れたとして

本人は、それで本当の喜びを得ているとしたら

私とはもう全く価値観が違う。

もう異星人的です。



タガが外れたどころか、

タガなど最初から存在しなかったかのような行為なので

おそらく劣等感によって

心にぽっかりと大きな穴が開いているのだと思います。



さてですが

自分で自分のことを認めることが出来ないことから

どんなことを言っても周囲に認めてもらおうとして

星の数ほど嘘をつくまくってしまう

演技性人格障害と言われるものがあります。



また、境界性人格障害と言われる人は、

周囲の人に認めてもらうために

どんなことを言っても、どんなことをしてでもとなります。



その他には、

周囲の関心や同情を得るために

病気の症状を捏造したり、装ったり、

自らの身体を傷つけたり、

必要ならば自分の子供すら傷つけるといった

虚偽性障害と言われるものもあります。



これらの人々に共通するのは

経済的利益や法的な責任を逃れるためと言った目的ではなく

周囲の関心を得ることが主目的で行われるのですが、

天網恢恢疎にして漏らさずと言うように

一時は人の気持ちを自分に向けることが出来たとしても

やがては誰も相手にしてくれなくなるという代償を

支払うことになります。



だけれども、心に大きな穴が空いている人達は

それが唯一の孤独を避ける方法だと感じているので

止めることが出来ません。



以前、分裂病のネーミングが悪いと言う事で

統合失調症という名前に変わることになりましたが

であるなら、

この人格障害と言うネーミングもどうかと思うのです。



このような破滅型の行動をする人達は、

虎が何かの拍子にライオンになることが無いような

変化無きものではなく

そうせざる得ないその人の現在の心の状態を

示している訳ですから

心の状態が変われば、行動も変わることになるのですから

他のネーミングでも良いかと思ったりするのです。



心の状態を変えるためには、

まずは、心の大きな空洞に目を背けずに

しっかりと向き合うことが必要です。



そのような心の状態の人達にとっては、

とても辛く、怖く、不安で

自分が壊れてしまいそうな感じがするかもしれませんが、

どこかで修正をしなければ

そのような行動を変えることは出来ませんし、

自分を受け入れ、人から受け入れられるといった

本当の望みを叶えることはまず不可能です。



催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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