心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

浅田真央選手

2014年02月21日 | 雑感・愚見




浅田真央選手が

オリンピックという最高の舞台で

自己ベストを叩きだして

選手として滑る最後の試合???

を締めくくりました。



前日の真央ちゃんとは人が違ったかのように

それはもう圧巻のスケーティングで

最初の3Aが成功してから

最後まで鳥肌が立ちっぱなし!



小さい頃から努力をし、

汗と涙でコツコツと身体に積み上げてきたものを

出し残すことなく発揮出来たようなので

真央ちゃんも心おきなく競技生活を終えることが

出来ることでしょう。



前日のSPが実力通りに力を発揮出来なかったことで

技術は超一流、メンタルは一流半と

言っている人もいましたが、

どうなんでしょうね。


メンタルは弱いのか強いのか。



真央ちゃんは、23歳で

オリンピックと言う大舞台で

会場を埋める観衆の注目を浴びるだけでなく

テレビで見ている日本中、いや世界から注目を浴びるなか

グループやチームではなく

一人で失敗も成功も背負って始めるのですから

こんなことメンタルが弱いと出来るものではありません。



私の23歳の頃のメンタルと比べると

真央ちゃんのメンタル面は、

遥かに強く逞しく月とスッポンです。



そして、判定基準ラインをもっと上にあげると

備えていた実力を緊張でSPでは発揮することが

出来なかったのですから

メンタルは弱いとなるかと思うのですが、



ここで、一般的なセラピーで考えると

他者評価を気にし過ぎてしまうことの修正であるとか、


自己イメージと

成功してしまう自分とのギャップを埋める

(成功への恐れ)であるとか、


失敗ではなく成功に心の焦点を合わす

メンタル・トレーニングであるとか、


人の期待(亡くなった母、お姉さんの分まで、周りの期待)

に応えなければというような

責任を背負い過ぎる気持ちであるとか、


逆の誰かを喜ばせてはいけないの気持ちであると言うように

色々とアプローチポイントがあるのですが、



ただ、真央ちゃんの本質は

フィギュアの競技者ではなく

求道者だったように思うのです。



安藤選手が4回転を捨てたように

真央ちゃん以外には

誰も飛べないような難易度の高い3Aを

もっと早く捨てていれば

失敗のリスクも大幅に減り、

他のジャンプの完成度を高めることも出来て

全ての大会の優勝は、

真央ちゃんの指定席にすることだって

出来たかもしれません。



しかし、真央ちゃんが追い求めていたものは

それではなくて、

最高の舞台で、

イメージした自分の最高到達点の芸術作品を

現実に描くことだったように思えるのです。



まるでウサイン・ボルト選手が

8秒台を求めているかのように。



だから、SPの緊張は、

オリンピックだからではなく、

金がとれるかどうかでもなく、

それよりも遥かに高い頂に到達することを

求めていた故のものだったように思うのです。



SPは、上手く行きませんでしたが

フリーでは、自己最高得点を叩き出しました。

最後の最後に

真央ちゃんが、思い描いていた最高の作品を

描くことが出来たと信じて



最後に一言、

本当にお疲れさまでした。

そして、ありがとうございました。


でも、寂しくなるなあ。



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