1971年 アメリカのペンシルバニア州で
ある男が悪魔とその手下共を告訴しました。
裁判所は、
「悪魔はペンシルバニア州には在住していない。」
と言う理由で訴えを退けました。
キリスト教では、サタン。
あるいは、デーモンやデビル。
悪魔とその手下どもを告訴って
裁判所の態度からすると告訴した男性は、
自分への加害者達を悪魔と手下どもと
比喩したものではないようですね。
この男性、どこまで本気だったのか、
本気の本気だったとしたら
これは精神の問題を抱えているかもです。
また裁判所が、悪魔の存在を完全に否定せずに
「ペンシルバニア州にはいない。」として
男性の訴えを棄却したのは面白いところですが
それだと他の州にはいるってことになるような………
これに質の悪い一部のメディアの連中が
公的機関が悪魔の存在を認めたあって
火の気のない所に火を起こそうとするかもですが
さすがにそこまではやらないか。
キリスト教が深く浸透している社会で
悪魔を否定することはキリスト教の考えを
否定することにもなってしまって
それはそれでまた違った騒ぎになりかねないので
完全否定することなく却下したのかも。
否定したら騒ぎ出すヤカラがいて
肯定したらしたで騒ぎ出すヤカラがいて、
個人を尊重し過ぎる弊害とでも言うのか、
何ともややこしい社会になりつつあるのかな。
潤滑油、緩衝部となるグレーの部分が
排除された社会になると、
集団が分離され、分離された集団が
また集まるを繰り返すのが常なのかもしれませんが
その度に血を流すような争いだけは
起きて欲しくないものです。
サンタクロースの存在を冷めた目で否定する人達が
社会にわんさかと増えてきたら
それは危機的状況に陥る前兆となるかも知れません。