心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

似顔絵

2022年06月21日 | 雑感・愚見

 

1952年 東京の恵比寿で25歳の女が

似顔絵描きの男性を剃刀で襲って逮捕されました。

 

犯行の動機ですが、

依頼した似顔絵をブスに描かれたことに

腹を立てての犯行とのことです。

 

 

プロの似顔絵師の世界には、

最適の盛り程度が示されている教科書がなくて

絵師一人一人の裁量次第だとしても

 

誇張似顔絵師でない限り

私が知る限りプロの似顔絵師が描く似顔絵は、

実物よりも程良く盛って描いているはずで

 

実物より盛られている絵を見て激怒して

似顔絵師をカミソリで襲うって

本人の自宅の鏡は無事なんだろうか。

 

ならばとオードリーヘップバーンを描くと

最早似顔絵じゃないし、

プロの似顔絵師の仕事は難しそうですね。

 

 

ある時期にオーラなんて言葉が流行りましたが

あれって誰が思い付いたものなんでしょうか。

精神世界系が好きな人には魅力的な概念ですよね。

 

あれは客観的に存在するようなものでないのですが

個人が思い入れのある人を見た際に

心理反応によって対象の人が

特別に見えてしまうことはあります。

 

他の人にとっては

価値のないつまらないものであっても、

信じる人にとっては、

有難く価値のあるものとなることを表現した

『イワシの頭も信心から』の言葉も

 

同じものを観ても個人の心次第で

他の人が見えているものとは違って見えることを

教えてくれています。

 

また1番目の所に爪楊枝。

2番目の所に100円硬貨。

3番目の所に1万円分の商品券を置いて

 

「3番目に置かれている物が欲しくなる。」

と催眠暗示を入れると、

順番を入れ替えて3番目に爪楊枝を置いたとしても

 

爪楊枝を選択してしまうのも

個人の心の様子によって見え方が違ってくるのを

教えてくれます。

 

 

いつも自分に聞こえている自分の声と

他人に聞こえている自分の声が違うように

自分がこうだと思っている自分の顔もまた

他人が見ている自分の顔とは

僅かかも知れませんが違っているかもしれません。

 

自分の顔は、そもそも写真や鏡や

ガラスに写り込んだものでしか見ることが出来ないので

それらは正確なものとは言えない可能性があります。

 

今回の写真写りは良かったとか、

何々会社の鏡が一番綺麗に写るなんて言いますから

それらは正確に写し込まれたものでないことを

私達は、知っているのかも知れません。

 

なので私の顔が鏡や写真にどう写ろうが、

似顔絵師がどう描こうが、

私の顔はトム・クルーズに似ていても

おかしくないと密かに思っているのは

そう言う訳です。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。