2012年
イギリスのロンドンの銀行を襲った強盗が
「金を詰めろ!」と銀行員に渡したのは
片手に持っていたバッグではなく
もう一方の手に持っていた拳銃だった。
慌てふためいた強盗は、
脱兎のごとく銀行から姿を消しました。
「俺は(私は)、いったい何をやっているんだ。」
と叫びたくなるような失敗を誰しもが一度や二度位は、
経験したことがあるとは思うんですよね。
してはいけない。失敗してはいけない。
なんて自分に言い聞かせるほどに
それをやってしまうことがあるのは、
そう強く思うほど心の中に
心の中にしてはいけないことや
失敗したくないことが思い浮かび
思い浮かべたことに
身体が反応しようとするからですよね。
なのでそういう場合は、
したくないことや失敗に注意するよりも
したいことを自分に言い聞かせる方が
良い結果を得やすくなります。
簡単に言うと、緊張してはいけないではなくて
リラックスしようと言い聞かせる方が
より良いとなります。
上の様な銀行強盗の場合は、
緊張がMAXの状態で心が混乱している時に
身体が思いがけない反応をしたんでしょうね。
銀行強盗の男は、
さすがに犯行前に下調べもしていただろうし、
予行練習もしていたと思われますし、
予行練習で何度も繰り返し
確認をするはずなので緊張が高まったとしても
まずとんでもなく愚かなミスをしないものです。
しかし、当たり前すぎて
予行練習で確認する必要がないと思われることに
緊張MAXの影響が及んで考えもしていなかった
行動をしてしまうことがあります。
鉄道の運転士や建設の現場等で行われている
一見バカげた行為と言うか、過剰な行為のように思える
指さし確認は、緊張や焦りによって
あるいは馴れによって起きるピューマンエラーを
大幅に下げると言うのも納得できます。
一つの間違いや見落としが
大きな事故に繋がる恐れのある
建設現場や電車の運転士等がやるのは
良いとしても
自宅でガス栓閉めOK。電気消しOK。鍵閉めOK。
蛇口閉めOK。トイレの水流すOK。
目覚まし時刻セットOK。タバコの火消しOK。
なんて指さし確認をやり始めたら
今ややらずにいられないなんてのは、
それは別の問題が起きているかも知れませんね。
大成功も大失敗も
全ては小さなことから始まる