心の扉 神戸カウンセリング花時計

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凍結保存

2022年03月04日 | 雑感・愚見

 

2019年 イギリスで37歳の妻が

凍結保存していた3年前に亡くなった夫の精子を

体外受精して双子を出産しました。

 

 

イギリスのブリストル在住のルーシーさんの夫は、

喉頭癌を患い45歳の若さで亡くなりました。

 

夫が癌と診断されてから妻のルーシーさんは、

「彼の子供を産みたい。」と強く願うようになり、

夫の生殖機能が衰える前に精子を

凍結保存することに。

 

双子は、サミュエルと

3年前に亡くなった夫の名前「デイビッド」と

名付けられました。

 

 

ルーシーさんのように

愛する人の子供が欲しいと願う気持ちは、

女性も男性も同様にあるのではないでしょうか。

 

私調べですが

凍結精子を用いた体外受精の場合は、

妻が34歳以下の場合は、30~40%。

妻が35歳から37歳の場合は、25~35%。

妻が38歳~40歳の場合は、20%~25%。

 

凍結卵子を用いた体外受精の場合は、

30歳女性で、20~23%。

40歳女性で、10%。

 

38歳以上の女性が冷凍卵子で出産した新生児は、

世界全体で推定10人程度とのことです。

 

女性が愛する男性の凍結精子で

受精、出産できる確率よりも

男性が愛する女性の凍結卵子を用いて

子供を授かれる確率は

かなり低くなるように思われます。

 

 

ルーシーさんには、

愛する人の子供を持ちたい気持ちだけでなく

女手一つで双子を育てていく覚悟も必要になるかと

思ったりするのですが、

 

揺り籠から墓場までと言われる

社会保障が充実しているイギリスでは、

上の様な体外受精に限らず

母子家庭に手厚い手当が支給されるようなので

経済的な負担は少なくなるかも知れません。

 

しかし、

手当が手厚すぎる感のあるイギリスの場合、

まるで支給される手当目当てかのように

結婚、出産、離婚を繰り返し、

驚くような手当を得ている女性が出現して

別の問題が起きているようです。

 

今後、医学が進歩し、

愛する人の子供を宿すことを求める女性が

その望みをより叶えられるようになるだろうし、

日本でも今以上に経済的負担が軽くなることに

期待もします。

 

 

 

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