心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

非言語

2015年11月10日 | 雑感・愚見




コミュニケーションは、

一般的に人と人との間で意思や気持の疎通が行われ、

相手に伝えようとしているものがちゃんと伝わった時に

コミュニケーションが成立したと言えます。



コミュニケーションの手段としては

言語によるものと言語以外によるものがありますが

非言語の方がより重要な役割を担っていて、



その割合としては、

「何処の誰かは知らないけれど、

誰もがみんな知っている(^^♪)」

の月光仮面の歌ではありませんが、

何処の誰が計算したのか

言語10% 非言語90%と言われているほどです。



非言語とは文字通り、言葉や文字以外のもので

表情、視線、身振り手振り、体の姿勢、

呼吸、声のトーン(抑揚)、

服装、髪形、相手との物理的距離等

様々です。



割合の正確性は置いておいて

非言語の方がその人の気持ちをより表していることには

同意をしてもらえると思います。



例えば「大嫌い。」と言われても

その時の表情や抑揚等から

ただ拗ねているだけであるとか、

何かをしてもらいたいという気持ちを表していたり、


親愛を込めての悪戯やからかいを受けた時、

別の言い方をすれば、

イチャイチャしている時に返ってくる

困っているのと楽しいが混ざったような

気持ちの表現であったり、



言語では「大嫌い。」と言いながらも

満面の笑みを浮かべているような反応、



実際に言語も態度も怒っている反応を示しているけれども

その反応の下にはしっかりとした愛情が

見え隠れしている反応等の時に



誰かに教えてもらったわけではないのに

私たちは、言葉通りに受け取るようなことはありません。



しかし、いくら非言語が

コミュニケーションの90%も占めるものであったとしても

相手との関係が浅い時には

非言語から正確な情報を読み取ることが

難しいことも多々あるので



より正確にするためには

言語のコミュニケーションで補うことが求められます。



とは言っても

人と人とのコミュニケーションは複雑怪奇であり、

分かりやすいものから非常に分かりずらいものまであるので

非言語と言語の両輪を駆使したとしても

完璧に読み取れるとまでは言い切れません。



私たちのような仕事をしているものとしては

非言語と言葉から

クライアント自身ですら気が付いていないような

秘められている気持について読み取ろうと努力はしていますが、

その全てを誤りなく完全に読み解くことは出来ているなんて

とてもじゃないけれども言うことが出来ません。



私達と言うと他の心理療法家の人達を勝手に含めてしまい

失礼に当たるかもしれないので

私と言い替えますが、

私なんかよりは、漫画家の人達の方が

非言語の読み取りレベルは長けているのではと思ったりしています。



と言うのも、

漫画家の人達は、登場人物のキャラやそのキャラの気持ちを

画像でしっかりと表さなくてはなりません。

でなければ、

どんなにストーリーが優れていたとしても

表情やしぐさが描き切れていなかったり

頓珍漢であれば

その登場人物の魅力どころか作品まで陳腐なものとなります。



眉の角度、目の様子、口元の様子等々で

よくもまあ、あれだけの微妙な気持ちを見事に表せるものだと。



そのためには、

こういう気持ちの時にはこういう非言語が示されると

微妙な変化の違いに対する深い洞察がなければ

描き切れるはずがないはずなのです。



随分前の話ですが、隣に座った飲み屋のお姉さんに

言われたことがあるのですが、


「そんな仕事をしているのなら、

私の気持なんか読み取られてしまうだろうから怖~い。」



だから言いました。


いやいや、とてもとても、

私なんかじゃ、そんな怖がられるまでの力はありません。


いろいろな可能性が浮かんで絞り切れないので

もっぱら感じ取った不確かなものを言語で確かめていますよ。


私なんかよりも

漫画家の人達の方が遥かに凄いよ。


だから漫画家の人から貢がせることが出来たら

絶対にナンバーワンの売れっ子になれるよ。





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