2006年 ネット上での物々交換で『わらしべ長者』を
目指したカナダ人が1年をかけて目標の家を手にしました。
物々交換のスタートは、赤いぺーバークリップ一個。
ビックリするようなことを成し遂げた男性は、
カナダのブリティッシュコロンビア州ベルカラ生まれで
カイル・マクドナルド(Kyle MacDonald)さんで、
同氏は、2006年6月の日本のテレビ番組
『奇跡体験!アンビリバボー』にも出演していたので
ご存知の方もいるかと思います。
カイル・マクドナルドさんの
物々交換の流れ
①ペーパークリップ⇒魚の形をしたペン
バンクーバー在住の2人の女性と
魚の形をしたペンと交換。
②魚の形をしたペン⇒陶器のドアノブ
米シアトルの芸術家のアニー・ロビンスさんが、
知人の息子が作ったスマイリーマークが付いた
陶器のドアノブと交換。
③陶器のドアノブ⇒キャンプストーブ
マサチューセッツ州からバージニア州に
引っ越し予定だったショーン・スパークスさんと
アウトドア用品で有名なコールマン製の
キャンプストーブと交換。
④キャンプストーブ⇒発電機
米カリフォルニア州の海兵隊員の発電機と交換。
⑤発電機⇒パーティーパック
ニューヨークの青年が持つパーティーパックと交換。
(バドワイザーのビール樽とネオン看板のセット)
⑥パーティーパック⇒スノーモービル
モントリオールのDJとスノーモービル。
⑦スノーモービル⇒パッケージ旅行
スノーモービル専門誌が
「ロッキー山脈のヤーク集落への旅行」と交換。
※この頃からネット上でマクドネルさんが
話題になりテレビ局からインタビューを受ける。
⑧パッケージ旅行⇒社用車のバン
●制服支給会社の米シンタスの幹部、
ブルーノ・タイユフェールさんと同社の社用車バンと交換。
⑨社用車のバン⇒レコーディング権利
トロントのミュージシャンと
「スタジオでレコーディングできる権利」と交換。
⑩レコーディング権利⇒一年間無料で住む権利
アリゾナ州フェニックスの女性歌手が
フェニックスに所有する家に
「1年間無料で住む権利」に交換。
一軒家を手に入れることを目標にして
赤いペーパークリップから始まった物々交換は、
2006年7月12日に
カナダ・サスカチュワン州キプリングで
俳優のコービン・バーンセンの映画に出演する権利と
引き換えに二階建ての一軒家を手に入れました。
マクドナルドさんと物々交換した人達は、
マクドナルドさんの熱意と人柄を気に入って
「協力したい。」「一軒家を手に入れるのを手伝いたい。」
と思ったようで、
今回のマクドナルドさんが起こした
偉業とも言えるものは、
マクドナルドさんの人間的魅力が成したもので
誰しもが同じようなこどを試みても
同じ結果を残せるとは限らないようです。
マクドナルドさんは、
私は、モントリオールに住むインターネット回線と
ペーパークリップしか持っていないただの男だ。
協力者が名乗り出て助けてくれなかったら
未だに自分の机の上の赤いペーパークリップしか
もっていなかった。
もしも何かやると宣言をして
それを始めて
皆がそれを楽しんだり尊敬をしてくれたら
皆が手伝ってくれる。
とコメントを残しています。