心の扉 神戸カウンセリング花時計

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招待客は

2020年12月13日 | 雑感・愚見

 

2020年の春 アメリカのミシガン州で

新型コロナの影響で外出禁止となったために

結婚式で招待客を呼べなくなった男性は、

段ボールで人型を製作して

段ボールの招待客に見守られながら結婚式を挙げました。

 

 

少し前に紹介させて頂いたロックダウンを無視した人達と違って

こちらの方は、国の方針に理解を示した結婚式を挙げたようで、

参列者がいない結婚式は寂しいとして苦肉の策ですね。

 

世界中にコロナウイルスが蔓延している中で

厚生省から日本のインフルエンザ・ウィルスの発生状況が発表され、

昨年の同時期に全国で27,393件の発生が報告されていましたが、

今年は何と何との46件で昨年比で約600分の1だそうですね。

 

例年ではインフルエンザによる死亡者は約3000人を超え

インフルエンザに罹患することで

元々の疾患が悪化して死亡する場合と合わせると

毎年約10,000人だと言われています。

 

新型ウィルスとインフルエンザのダブルの猛威となる可能性が有りましたが、

どういう訳なのか今の段階では、インフルエンザは椅子取りゲームの椅子を

新型ウィルスに奪われたかのように姿を消しているのが不幸中の幸いです。

 

 

ズレた話を戻すと、プロ野球なんかでは、段ボールではありませんが、

似たようなものを観客席に並べて雰囲気を作り出していましたよね。

あのアイディアを自分の結婚式にもと思ったのかも知れません。

 

プロ野球なんかだと投手が三振を奪った時や

打者がヒットを打った時に歓声を流すのは効果があるかと

思ったりするのですが人型人形がどれ位の効果があるのか

プレイヤーではない私にわかりません。

 

トム・ハンクス主演の映画キャスト・アウエイの中で

無人島に流れ着いた主人公が孤独に負けないように

バレーボールを友達に見立てて話しかけ精神を保ち、

無人島から脱出する時に、

そのバレーボールを一緒に持ち出すシーンがありました。

 

また前に話題になった徳島県の案山子の里は、

30人の村人の5倍の150体の案山子があって、

広島に留学中のドイツ人の学生が動画で投稿したことで

世界で50万回再生されて評判になり日本の人々にも注目された村です。

 

人形を作成したのは、大阪から故郷に戻った64歳の綾野月見さんで

きっかけが野生動物から畑を守るためとか、

近所の人が間違って声をかける様子が面白かったためとか、

村人が少なく活気がないのでせめて人形だけでもと思ったとか、

色々な理由が紹介されています。

 

案山子作成は、1体2日間程度で出来るそうで

野外に設置するので約2年位しか持たないそうです。

 

この先、村の人口が増えることは無さそうなので

せめて案山子でもとした気持ちは、

結婚式に段ボールの人形を配置した人、

ボールを友達に見立てる心理と同じなのかも知れません。

 

私自身は、まだそのような状況に立ったことが無いので

頭では理解しつつも真の理解までは出来ていないように思います。

 

人は集団の中で孤独や孤高の存在でも生きていけるのかも知れませんが、

本当の孤独に置かれた状況では相当にタフな精神力が必要になりそうです。

 

米国のニュースサイトのハフィントン・ポストは、

「見捨てられた日本の村」として案山子村を紹介したようです。

 

自分から話しかけることが苦手な人は、

他人が話しかけやすい雰囲気でいることですね。

そのための方法として一つ上げるとするなら

にこやかな自分でいることでしょうか。

 

 

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