2010年 ニュージーランドで銀行に侵入した男が
行員に要求した100ドルを拒絶され、
最終的に50セントまで値下げしたのですが
結局全て断られそのまま銀行から出て行きました。
男は、強盗未遂容疑で逮捕。
100ドルって約1万円、
50セントって約50円。
この犯人の男、逮捕されることが
目的だったとしか思えないんですが………
2016年のニュージーランドの
クライスト・チャーチの一軒のケバブ店に
真っ黒なマスクで顔を隠した男が現れ、
銃を突きつけカウンターに鞄を差し出しました。
ところが店員は、その男が存在していないかのように
完全に無視して黙々と仕事を続けると
強盗は、何も取らないままお店から立ち去りました。
写真は、店内に設置されている防犯カメラの画像で
店内の右奥に犯人、手前右にお客さん、左の人が店員。
店員が強盗を平然と無視して
出来上がった商品を袋に入れて
お客さんに渡している様子が写し出されています。
業を煮やした強盗が
カウンターを乗り越えて襲い掛かったり、
拳銃で撃ってからお金を強奪すると言うような
暴挙に出なかったわけですが、
この強盗は、「そんな酷いことは出来ないよ。」
の心根を持っていたと思いたい所です。
50セントまで値下げした強盗。
何も取らずに立ち去った強盗。
ニュージーランドは、犯罪者と言えども
極悪な行動を取らない人が多いと見て良いのか、
善良な心根を失っていない人でさえ
強盗を犯すと見て良いのか、
どっちなんでしょうね。