2019年 アメリカ・インディアナ州に住む
ある女性から総入れ歯が盗まれたと
届け出がありました。
「ジョアン・チルダースが私の総入れ歯を盗み
それをはめて街に繰り出しているようだ。」
犯人は過去に有罪判決を受けていて
盗難届が出された朝は、明らかにフィットしていない
入れ歯を付けて保護観察官と面接をしていました。
報告を受けたジェニングス郡の保安官が
ジョアンの自宅を訪ねると口から外され
部屋の中に置かれていた総入れ歯には
本来の持ち主の名前が書かれていたために
ジョアンは逮捕されました。
犯人の女ですが、
いや~とんでもない物を盗んだものです。
日本とは違ってアメリカの健康保険は
民間の保険会社で入るようなので
健康保険に加入していない人も少なくないようで
保険未加入の場合には、
総入れ歯もかなりの金額になるから
盗みの対象になってもおかしくないのかな。
でもなあ。この女が人類史上初めての
入れ歯の窃盗犯ってことはないとは思いますが
私は、こんな事件を初めて聞きました。
販売目的でなく盗んだ総入れ歯を
自分が使用するって、使い勝手が悪ければ
(悪いのは間違いないですが)
もっとフィットするものをと
ターゲットを探してまた盗むんでしょうかね。
もうこうなると、
ありとあらゆるものが盗みの対象に
成る可能性がありますね。
それと気になるのが総入れ歯を盗まれた女性が
犯人の名前まで知っていたのはどういうこと?
まさか口の中に手を突っ込んで
盗んでいったなんてことはないですよね。
分不相応の生き方、暮らし方をするとか、
見せかけ口先だけの人間とか
本人に似合わない装いをすることや
悪ぶったりすることについて
『他人の総入れ歯を自分の口に入れるようなもの。』
なんていう新たな慣用句が誕生するかも知れませんね。