1936年
東京で過去18回も狂言自殺を図った
19歳の女性が19回目を試みて
3日間の勾留処分を受けました。
狂言自殺を繰り返した理由が
警官に介抱してもらえるのが嬉しくて
病みつきになったから。
大失恋をしたのか、親友に裏切られたのか、
仕事が上手く行っていないのか、
何をやっても上手く行かないのか、
上の女性に何があったのでしょうか。
優しさを渇望し、寂しさに覆われ、
最悪の決断を下した時、
だんだんと意識が薄れる中で感じた
本気で自分のことを心配してくれ
必死に救おうとしてくれる警察官の声や姿。
人間弱っている時や窮地に陥った時に
助けてくれる異性が現れたら
『惚れてしまうやろう。』
となっても不思議ではありません。
上の女性の場合は、
特定の警察官ということではなく
護られていると感じさせてくれる誰か、
優しく包み込んでくれる誰かを
求めていたんでしょうけど
警察組織は、365日24時間
何かあったら無償で駆けつけてくれますが
警察組織が担っているものは、
女性が求めていることとは違うので
19回ともなると………
誰が言い始めたのか
兎は、寂しいと死んでしまうなんて言いますが
人間だって寂しさに弱い人もいますからね。
上の女性の場合は、
保護処置的な感じが強そうですが
悪くすると公務を妨害したとして逮捕となる可能性も。
20回目、21回目はなかったのだとしたら
3日間の勾留処置が女性の心を良い方向へと
変わるきっかけとなったのでしょうね。
優しさは甘さに繋がり本当の意味で
本人の助けとならないこともあるので
時には、丁度良い厳しさで対応することは
大事な事かも知れません。
心の穴を埋めるために
食べ物、お酒、ギャンブル、薬物等、
直ぐ、簡単に苦しさや寂しさを埋めることが出来る
代わりのものに目が行くと
それから離れることが難しくなるだけではなくて
過ぎると自分の身体と生活を蝕んでいきます。
この出来事は1936年にあったことで
結構昔にあったことではありますが
昔々のお釈迦さんやキリストさんが
色々と説諭していた2千年以上前から
人の心の根幹は、何も変わっていないので
現在でも同じような気持ちになって
同じような行動をしてしまう人がいたとしても
何らおかしくありません。