1998年
インドで「自分の夕食は自分で作ったら。」と
妻から夕食作りを拒否されたことで
ショックを受けた夫が首吊り自殺を図りましたが
幸運にも未遂に終わりました。
2020年にもインドで
夫が妻の料理の味付けが薄いと指摘したことで
始まった夫婦喧嘩で夫が衝動的に
4階のベランダから飛び降りようとしましたが
隣人に引き留められた話がありました。
どちらも未遂で終わっているものの
妻に夕食を作ってもらえなかったり
妻の料理の味付けが
自分の好みでなかったりしたからといって
自殺を図るとは到底思えないので
妻から同じような攻撃を何日も受けていたのか、
夫婦喧嘩のやり取りの中身に原因がありそうです。
毎日、何日もでなければ、
その日、妻が発した数多くの言葉の中に
夫の心を貫く言葉があったのではとなるのですが
そうだとしてもそれが
死を選ぶほどのことになるのがなあ………
突発的、短絡的、衝動的に行動したことは
事が治まり興奮状態が落ち着いたら
なんて馬鹿なことをと反省するのが普通です。
しかし、他者を攻撃したものではなく
自暴自棄となっての自傷行為であったとしても
そのような態度を見せられた側が
何かあると再び同じ行動を取る人物だとの
印象を持ってしまうことで
それまでとは違う関係性になるかも知れません。
暴力で他人を破壊する行為も自傷行為も
恐怖でコントロールしようとするのか
相手の罪悪感や不安感を利用して
コントロールしようとするのかの違いだけで
他人をコントロールしようとする意味では
同じ意味を持つように思います。
しかし、時にそれが行き過ぎて
他人に大きく怪我を負わせてしまったり
命を奪ってしまうことになったり、
自分の命を自分で奪ってしまうこともあるので
衝動的に行動する傾向のある人は、
とんでもないことが起きる前に
何らかの心の改善の取り組んだ方が
良いように思うのです。
よく言われるているのが
感情が爆発したことに気が付いたら
深呼吸を繰り返してみることも効果的ですが
衝動的に行動しがちな人の場合は、
いきなりその行動が取ることが難しいと思います。
なのでテーブルの脚で足の指を打ったとか、
洗い物をしている時にお皿を割ってしまったとかで
ちょっとだけイラッとしたときに、
深呼吸をして心を落ち着かせる練習を
普段からトレーニングを積んでおくと
何もしない場合と比べて
より効果を発揮できるかもしれません。
注意一秒、怪我一生