2019年 ブラジルで運転免許が取れない
60歳の母親の代わりに女装して受験しようとした
40歳の男が逮捕されました。
この男性、時間をかけて仕上げた女装も
車の運転席に座ったとたんにバレたようです。
自分に似ている親だからといって
どうして異性の母親に成りすませる思ったのか。
私達の視覚が、
どれだけ錯覚を引き起こしやすいのかを
示す錯視動画が一杯出ているように
かなり怪しい所はあるにはありますが、
綺麗にとか、女性に化けるのは頑張れば
何とか誤魔化しきれそうな気もしますが、
60歳の母親に似せて女装するなんてのは
ハリウッドの特殊メイクレベルの技術が必要でしょう。
あるいはブラジルの運転免許の審査が緩いと考えて、
「いけんじゃねえ?」って思ったのかも知れませんが、
さすがに甘くなかったようですね。
そして、私達の記憶もまた
かなりいい加減な所があるようで
記憶の中では、ある場面の出来事に関係した人物が
実際は全く別の人物だったり、
その場に居なかった人物が居たことになっていたり、
自分がしでかしたことが、
しでかされたことになっていたり、
出来事への個人の捉え方の違いで
同じ出来事を体験した二人のはずなのに
全く違った体験として記憶されていたりします。
個人の鮮明な記憶であっても
大なり小なり個人の先入観の影響を受けているので
それらが正しい記憶であるかどうかは分かりません。
法律が絡むことは客観的な事実が必要となりますが
個人の心の問題や悩みを解決するのには
必ずしも真実の記憶が必要ではありません。
その時の個人の心の問題や悩みと
大きく関係している記憶が
真実であるのか錯誤記憶であるのかは、
重要なことではありません。
その記憶が真実であれ錯誤記憶であれ
それによって作り出した心の規則を改善することの方が
はるかに重要で、記憶が正しいかどうかは
絶対的に重要ではありません。