昨日、将棋の8大タイトル戦の一つ王位戦が行われ、
挑戦者の木村一基九段が、豊島王位をフルセットで勝利して
念願のタイトルを奪取しました。
木村九段は、これまで6度のタイトル挑戦の場に
登場していましたが、
あと一歩のところで敗退が続き、
しばらく成績もやや低迷し、
タイトル戦から遠ざかっていました。
そのことから強かったけれども
タイトルには届かなかった棋士と
過去形で語る人もいましたが、
ここ最近は、複数のタイトル挑戦権争いに加わり、
最高峰のA級にも復帰も果たし、
当時の強さ以上の強さを見せるようになりました。
そして、
今回、脂がのりに乗っている豊島王位に勝利して
念願の初タイトル奪取となりました。
故米長邦夫氏の初名人位奪取の時も感動しましたが、
木村一基九段、いや新王位は、
タイトル奪取後のインタビューで
涙を流していましたね。
今回のタイトル戦は、
何度も何度も悔しい想いを味わいながらも
諦めることなく研鑽し
挑戦の場に立った木村一基九段を、
日本人の精神、判官びいきが作動していたのか、
木村一基ファンの方だけでなく豊島ファンの方々も
木村九段を応援している人もいたように思います。
木村一基新王位、本当におめでとうございます。
いや~凄かった。