兵庫津散策の続き。
新川運河のプロムナード(遊歩道)を西側に
最後まで歩いた大輪田橋のたもとに住吉神社があります。
住吉神社
兵庫の津は、古来風浪を避ける場所がなく、
大風浪時には船を避難させることが出来ずに
地元民が難儀していたところ、
明治10年に新川が完成し船の通運が安全になり、
地元住民の熱望によって
海の守護神と仰ぎ奉る住吉大神を
浪速の住吉大社より御勧請することなったそうです。
住吉神社境内
この地のお目当ては、住吉神社ではなくて清盛塚。
清盛塚
清盛塚は、住吉神社の一角にあります。
この塚は、清盛公の墓所として伝えられていたそうですが、
調査の結果、お墓ではなく
供養塔であることが判明したそうです。
となると能福寺のものが
本物の清盛公の墓所である可能性が少しだけ高まります。
清盛塚と琵琶塚
清盛塚
清盛公供養塔の
十三重の石塔は、鎌倉時代の執権北条貞時が
平清盛の冥福を祈り建立したもので、
県の指定文化財に指定されています。
平清盛像
琵琶塚
琵琶の名手である平経正にちなんだ
琵琶塚(琵琶の形をした古墳)が建てられていますが、
私は本物の歴史好きではないので、
平経正とはどんな人物なのだろうかとまで
興味が湧かないのは致し方ない所です。
兵庫駅の海側に足を踏み入れたら
清盛くん、清盛塚、清盛墓所と
清盛が満載の地でした。
神戸と清盛の関係を知るにつれ、
ちょっと興味が湧いてきているので、
今回だけでなく神戸での清盛の遺構を
探して訪れてみようかと思うようになりました。