９月２５日にさいたまスーパーアリーナ―で開催された
格闘技イベント「RIZN」で総合格闘家の朝倉未来選手が
ボクシング元５階級王者のフロイドメイウエザーと
ボクシングルールの３ラウンドのエキシビションマッチ。
いや～朝倉未来選手、凄かったなあ。
カッコ良かったなあ。
かつてのボクシング界のトップ中のトップであって
メイウエザー選手に全く臆することなく
正面から堂々と勝負を挑んでいきましたもんね。
朝倉選手が軽く流すように戦えば、
メイウエザーも合わせて軽く流して
エキシビションマッチらしい内容となり、
３ラウンドを終えてリング中央で
互いを讃えて終わることもできただろうし、
またメイウエザーの完全に距離を潰して
もみ合い、クリンチを多用すれば負けることなく
３ラウンドを終えることも出来たと思うのですが、
それでは何の意味もないとしたんでしょうね。
勝負の決着は、２ランドの終わり間際にもらった
メイウエザーの右ストレートによってつきましたが、
試合内容は、
メイウエザーがトップギアに入れる程
余裕を奪い取っていたので
かなり濃く見応えが十分なものでした。
朝倉未来選手なら１ラウンドで
目の前のメイウエザー選手の実力を感じ取り、
大きなリスクがあることも感じ取っていたはずです。
それでも力勝負を挑み続けた姿勢から
今後の自分の為、このエキシビションマッチを
楽しみにしていたファンを裏切らないための気持ちが
見て取れたように思います。
しかし、
メイウエザーの身体のサイズは、
朝倉選手よりも小さく、引退してからかなり経過して
年齢も４５歳で海外で行われたエキシビションマッチを見ると
全盛期のメイウエザーでは無いことは目に見えていて
年々実力が衰えていっているメイウエザー、
かたや全盛期を迎えている朝倉選手との
二つの下降線と上昇線が入れ替わっていなくても
交差点がそれほど離れていないと思っていたので
朝倉選手がダウンを奪えなくとも
少しはグラつかせることは十分期待できると
思っていたのですが………
メイウエザーの現役バリバリの頃の実力って
どれ程のものだったのかについては、
今回のエキシビションマッチで
理解としては少しできましたが
感覚としては、私の持つ物差しでは測りきれず
認識不能のエラー表示が出ています。
何か見聞きしたことを理解しようとしたり、
判別しようとしたりする時に
自分が持つ不正確な物差しを用いることになるので
こうだと思ったり感じたり理解したりしたことは
完全に正確なものではないということを思い出しました。
