心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

尻つけ

2021年09月29日 | 雑感・愚見

 

1997年 ポーランドで自転車に乗った

30歳の男が市バスに追い越されて立腹。

 

腹を立てた男は、自転車を必死に漕いで

追いついたバスに乗り込むと

運転手の腕に噛み付き逮捕されました。

 

 

バスに追い越された時に

男にとって危険だと感じる

追い越し方だったのだと思うのですが、

 

その際に腹を立てて

バスを追いかけて乗り込むことも

ビックリですが、

 

乗り込んだ男が

運転手の腕に噛み付いたことは、

それ以上の驚きです。

ちょっと聞かない話かなと。

 

ベットの中で女性が男性に噛みついたり

爪を皮膚に食い込ませたりするらしく

歴戦の男性の身体にはゴルゴ13のように

数多くの噛み付かれた傷跡が

深く刻まれているとのことです。

 

話が少し脱線したので戻します。

 

 

攻撃方法として殴るより噛みつく方が

より本能に近いと思われるので

興奮しすぎたことで

DNAに残された原始の頃の攻撃方法を

男の無意識が選択したのかも知れません。

 

 

生きていると全てが自分に都合良いことが

起きるはずも無いので大なり小なり

他の人とトラブルとなり

緊張状態に身を置くことになります。

 

この時、冷静で理性的な者同士だと

その場の緊張状態を緩和するために

まずは人類が会得した言葉のやり取りで

事を治めようとしますが、

 

一部の人の中には、謝罪とか相互理解を求めず

対面する相手を屈服させようと

言葉より暴力を用いる人もいるのが現実です。

 

私達も原始の頃は、言葉が無かったわけですから

類人猿と同じように縄張りに侵入してきた

他の群れや個に対して

ギャーギャーと叫んで威嚇したり、

暴力行為で排除したり、

 

また群れの順位付けを決めるために

ギャーギャーと叫んで威嚇したり、

力の強さを示して群れの秩序を構築して

平和を保っていたように思います。

 

 

類人猿の中でボノボと呼ばれる種は、

同種の個体間で緊張が起きると

解決手段を暴力ではなく

「尻つけ」「マウンティング」等の

和解行動で緊張を緩和するようです。

 

人類誕生から700万年も経過しているので

肉弾戦はリングの上だけのものとして

緊張の解決手段だけでもボノボ化して

退化という進化が起きても良いんじゃないかと

思ったりします。

 

ボノボ化した人類は、

バスに乗り込んだ男とバスの運転手が

即座に互いのお尻を付け合って緊張を緩和する。

 

もっと深く解決が必要な場合は、

言葉を用いて問題を解決し、

その話合いが拗れて緊張が高まったら

即座に互いにお尻を突き出して「尻つけ」。

 

隣人同士のトラブルも、恋人同士も、

世界の外交も、緊張が高まると

互いがお尻を突き出して『尻つけ』。

 

私達の世界がそんな世界になることを

私は密かに願っていたりします。

 

 

 

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