1987年
大分県警に「客がお金をくれすぎて困っている。」
との通報が飲食店から入りました。
現場に警察官が到着して事情を聞くと、
うっかりお店のガラスを割ったお客が、
飲食店側が弁済は2万円で良いと言っているのに、
「5万円支払う。」と言って聞かず
いつまでも話がつかないので警察に連絡したとのこと。
これ、結局どうなったのだろうか。
間を取って3万五千円で決着したのかな。
このやり取りを素直に理解すると
店側は、お客が悪意がなく過失によるものなので
実際の損害費用だけを請求し、
お客側は、お店に迷惑をかけたのは間違いないので
実際の損害額に加えて迷惑料的なものを
受け取ってもらわなければ漢が立たぬ!
的な感じでしょうか。
互いがどんどん意地になって
店側が、
もうややこしいから
二万円も出してもらわんで良いわ!
お客側が、
ワシの顔、生き様を潰されてたまるか、
よし分かった。よお分かった。
こうなったら8万円払わしてもらうわ。
となったら喜劇ですし、
殴り合いが始まって両者逮捕されたら
悲劇ですね。
トラブルって
善意と善意、尊重と尊重、思い遣りと思い遣り、
でも起きたりするものなのが不思議な所です。
しかし、こんな種のトラブルって
世界でも日本だけなんじゃない?
こんな精神がどこで育まれたのか分かりませんが、
こうした精神が薄れつつあるも継承されてきたことが
まだまだ日本の治安が世界一と言われる由縁なのかも。