心の扉 神戸カウンセリング花時計

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依存症の怖さ

2016年09月30日 | 記憶





依存することを

自分の外の存在に

頼って生きることとすると

私たちは、大なり小なり

何らかに依存して生きていることになります。



人やもの、釣りなどの趣味に

依存していると表現できる人もいるでしょう。



しかし、

それなしでは我慢できない。

精神の安定が保たれない。

と言うような状態になると

ただの依存ではなく依存症と言われる

危険域に足を踏み入れていることになります。



依存症には大きく分けて

物質への依存症とそれ以外の依存症があり、

物質依存は、

アルコール依存、アルコール中毒、

薬物依存のように

それを摂取し続けなければ我慢できない状態にあることで、


物質依存以外の依存として

ギャンブル依存、ゲーム依存、スマホ依存、

セックス依存、恋愛依存、人等々があります。



このような依存症状態であるなら

カウンセリング、心理療法等によって

心理的アプローチをすることで

解決や改善を期待することが出来ますが、



物質依存状態では、

破滅への危険域に自らが足を踏み入れてしまうには

やはり、

その個人に顕在的、潜在的に抱えていた

何らかの心理的問題が

大きな要因となることが殆どです。



しかしながら、

特にアルコールや違法薬物を要因する物質依存症状態は、

心理的問題が軽減、解決したとしても

それだけでは

依存症状態を解決することは出来ません。



物質依存症状態に陥ると

その程度にもよりますが

それ以前のような状態に戻ることが

解決や治癒とした場合、


解決や治癒することは

ほぼ不可能だということを

まずは覚悟をする必要があります。



心理的問題が解決したとしても

体内に取り入れた物質を

脳や体が求める作用はなくなりません。



それだけ物質依存症状態は厄介だし、

恐ろしい状態です。



そして、

脳や身体が求めるそれを拒否すると

禁断症状が現れます。



仮に幾度となく襲ってくる禁断症状に

打ち勝つことがまず大変。



仮に禁断症状に打ち勝ったとしても

脳や体の一度味わった快感への欲求は、

例え5年、10年止めたからといって

無くなることはなく、


少しだけならと手を出してしまうと

ダムが決壊したように

それまでの止めていた期間など無かったかのように

それは始まります。



しかしながら、

解決や治癒することが

不可能に匹敵するものだとしても

止め続けることは可能です。



可能だと言うのは簡単ですが、

一生、一日たりとも疎かにせず、

欲求と振りほどき続けることは

並大抵のことではありません。



並大抵のことでなかったとしても

それを行わない限り、

次第に摂取する量が増え、

致死量を摂取することになります。



物質依存症へ足を踏み入れることは

長い苦しみを伴う自殺行為と同じことなのだと理解して

一歩たりとも足を踏み入れないことです。




催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

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