26日、消費税増税法案が衆院本会議で可決したようですね。
名目としては、社会保障を維持するためとありますが、
実質は、日本政府の借金返済のため、
または、今までのように借り入れが出来るようにするための
その場しのぎ対策であることは明白です。
どう考えても1000兆円と言われる訳の分からない借金を
普通に返済することなど不可能であることは
ちょっと考えれば分かります。
会社で言うなら倒産を先送りにしているだけでしかないのですが、
この借主である政府は、絶大なる権限を持っていますから、
「バーリ・トゥード」の何でもありで、
必殺の紙幣発行権や徳政令(債務免除)や借金返済猶予期間の通告などを実地それば、
民間の企業とは違って
どんなにでたらめな経営をしても倒産することはないようです。
(日本社会に暴風雨が吹き荒れるとは思いますが。)
そもそも何でこんなに借金が膨れ上がったのか、
バブル期の税収が60兆円もあった時にすら借金が増えていますから、
税収があればあるだけ使ってきたようです。
国民の一人として1000兆円も何に使ったのか明細を知りたいと思うのですが、
知った所で、その借金に関わった人の責任を問える訳でもなく
「ワハハハハ。」と笑う声を聞いて終わりになるだけでしょう。
これからも、その時が来るまで
高尚な名目で真綿で首を絞められるように少しずつ税率をあげてくるのでしょうが、
仮にです。
国民の資産を全部取り上げる法案を可決すれば一気に政府の借金はなくなりますよね。
政府の借金を返す所は銀行や郵便局ですから、
銀行と郵便局は利子の分だけ利益を得ることになります。
でも、その元々のお金は国民の預貯金で、
銀行や郵便局のお金ではありません。
国民の資産が0になって、銀行と郵便局だけにお金が残ることになるような。
となると、違った見方をすれば
汗水流して必死に頑張って蓄えた国民のお金をですね、
政府が強制力を行使して銀行や郵便局が只取りすることに手を貸したことと
同じになるような気がするんですよね。
もし、そうだとしたら、これはもう泥棒です。
普通の泥棒であるなら戸締りをしっかりすればある程度防ぐことが出来ますが、
この泥棒が出現すると、どんなに戸締りをしても意味がありません。
こんな馬鹿なことが許される訳がありませんから、
きっと、そうはならずに政府や官僚の人達には秘策があると
信じようと思っています。
例えば、もう一先送りにして、
利子で得た利益は銀行、郵便局と預貯金をしていた人達とで分け、
残りの元金は預貯金をしていた人達に返還するとかです。
ここまで、経済について政治について特に詳しくもない私が
好き勝手に書いてきましたが、
ここで以前に読んだチョット面白い小話のことを紹介させて頂きます。
はじまり。はじまり。
昔々、ある所に活気もなくすっかり寂れてしまった町があったそうじゃ。
人々が借金を抱えて苦しい生活をしていたようじゃ。
そこに一人の旅人がやってきて、
町に一つしかないホテルに入ると、
受付に手付金として紙幣を預けて、お気に入りの部屋を選ぶためにボーイと一緒に
奥へと向かった。
ホテルのオーナーは、その紙幣をひっつかんで借金返済のために肉屋へと走った。
肉屋は、同じ紙幣を持って養豚業者へと走り、その金で借金を返した。
養豚業者は、そのお金を握りしめて、借金をしている餌代金と燃料代金を払うために
販売業者の元に走った。
販売業者は、つけで相手をしてもらっていた町の遊女への借金を返そうと
彼女の元に走った。
遊女は、そのお金を懐にしてホテルに走り、
カモを連れ込んだ時に借りていた部屋代を返済した。
ホテルの主人は、その受け取った紙幣をカウンターの元の位置に置いた。
丁度、その時、
部屋をチェックし終えた旅人がカウンターまでやってきて、
どの部屋も気に入らないからと手付として置いた紙幣をポケットにしまいこみ
町を出て行った。
誰も稼いではいないけれども、町中の誰もが借金を返し終わり、
町に活気が戻った。
おしまい。
こんな感じで、日本も上手くいくことを願いたいものです。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計