「失敗は成功のもと。」
「雨降って地固まる。」
「若い時の苦労は買ってでもせよ。」
「獅子は千尋の谷にわが子を落とす。」
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。」
「かわいい子には旅をさせろ。」
これらの言葉が意味するように、
程良いストレスを経験することは、その人を強くするようです。
それらと同じで、精神面でも
程良く心が傷つくような体験をすると
きっとその人の心を強くすることに繋がるはずです。
主役じゃないと娘が傷つくと言い、
最後には25人の白雪姫が登場する演劇となったり、
かけっこで一番、二番と順番を決めることを廃止したり、
子供が他の人に迷惑をかけても子供を叱るどころか、
それぐらいで文句を言う方が悪いと子供を護る
親がいると聞いたりします。
西洋の文化や主義にならえで、
あるいは影響を受けてなのか、
個人主義が蔓延した結果、
損得勘定だけで物事を考え、
「勝てば官軍。」「言ったもの勝ち。」で
~したもの勝ちと考える人が増えて来ているのかもしれません。
でも、潤いある社会になるのではなく
殺伐とした社会になるような主義が
西洋の唱える個人主義の本質では、
決して無いように思えるのです。
個人主義がどうであるのかは、
ひとまず横に置いておいて、
損得勘定で考えてみても、
目先の、目の前の小さな勝ちに拘り、
狭い世界での勝ちに拘ると、
大きな勝ち、大きな喜びを手にすることを
難しくしてしまいます。
とは言え、
次のような体験は、程良く心が傷つく体験なのか、
心がぽっきりと折れてしまった体験になったのか、
どうなのかな。
私が同じ体験をいたとしたら胸の奥で
「ボキッ!」と言う音が聞こえるのは間違いありません。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ル―ム花時計