私は、催眠療法畑出身で
その末席をけがさせてもらっていますが、
これまで殆どと言って良い位に
催眠誘導について触れていませんでした。
というのも、
私自身が何か画期的な誘導法を
確立している訳でもないし、
これまで数多くの催眠解説本もあるし、
今更、文字にしてもなあ。。。
でも、書き起こすことは
私の所に相談に来て頂く方に
何らかの助けになるでしょうし、
自分の勉強にもなるので
催眠と誘導法について
少しずつ書いていこうかと思っています。
ますですが、
催眠術は、実際にこの世に存在しません。
存在するのは、催眠誘導だと言うこと。
どんな気持ちでいる人であろうとも
催眠へと導けるなら
そんな人は、
もうコミュニケーションの超～～天才で、
もう魔術と言っても良い域です。
だけど、そんな人を見たことがありませんし、
いると聞いたこともありません。
催眠療法で世界に名を馳せた
ミルトン・エリクソンの誘導技術は、
魔術的と言えるかもしれませんが、
エリクソンも術ではなく、
優れた催眠誘導技術を駆使しただけです。
誘導なのですから
主導権を持つのは催眠を受ける人であって
誘導者、補助者、援助者となって
体験を望む人の助けや
道先案内の役割を担う人となります。
誘導を受けることを拒否したいなら
一切の催眠誘導、暗示を遮断することが出来ますし、
催眠を望む人の場合でも
催眠状態に入ることを受け入れることと、
催眠体験中の暗示に反応することを受け入れることは
別物です。
どんなに深い催眠状態であっても
どの暗示に反応して、どの暗示に反応しないのかを
被験者自身が決定することが出来ます。
どこまでいっても
催眠の主導権は、誘導者ではなく
誘導される人が持っているのです。
そして、
催眠状態に入ることを
言い換えると
リラックス状態に入ることと同じです。
催眠に深く没入すればするほど
リラックス状態が深まります。
この究極のリラックス状態を
定期的に体験するだけでも
普段の自分でも気が付かないような
心身の緊張をほぐし、ストレスを解消、軽減し
心身を健康に保つ効果を期待することができます。
催眠療法＆心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計
