心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

㉑優位性

2018年11月01日 | 催眠誘導

催眠療法を営んでいる私達は、

そうでない人達と比べると

被験者を催眠に誘導することにおいて、

有利な立場にあるんですよね。

 

ここで言う有利な立場にあるというのは、

技術レベルが、どうこうと言う話ではありません。


催眠療法を前面に出している所に限らず、

手法の一つとして催眠療法を掲げている所に

相談に訪れる方は、

催眠に何らかの興味を持ってくれている人です。

(心理療法のみで取り組むこともあります。)


催眠をネットや本で学んだり、

催眠誘導の講座で学んだりして、

ある程度の知識と技量を持っていたとしても、

催眠を誘導する機会がそうはありません。


まさか街行く人を呼び止めて

「催眠かけさせてくんない?」

なんてお願いしてもOKしてくれる人には

まず出会えないと思いますし、


喫茶店とかで離れた席で

珈琲を飲んでいる人に向けて

「あなたは眠くな~る。」とかやるのは、

ただの笑い話にしかなりません。

 

なので、友人達が集まったお酒の場で行ったり、

部屋に遊びに来た友達や彼女に

催眠をかけさせてくれない?

なんて所から始めなくてはなりません。


そのような場で被験者になってと頼まれた方も

ふたつ返事で「良いよ。」

なんて言ってくれる人は、そういませんし、

OKを出してくれたとしても、

頼まれた方も遊び感覚での返事なので、

真剣さに欠けたりしますし、


思いがけずに催眠現象を体験したら、

ビックリして途中で止めてしまう

ことだってあります。


これって難易度が相当に高い状況なので

戦略的に進めて汗をかく必要があるので、

このような条件下で私がするとなると、

催眠について軽く振ってみて、

食いつきが弱いと、その先はやらずに終える感じですね。


つまり、看板をあげている私達は、

誘導技術の高さ云々の前に、

それだけアドバンテージを持って

被験者を誘導をしていることになります。


集中できる環境と柔らかな音楽が流れる室内で、

被験者の催眠体験のための心の準備が整えば、

もう催眠体験は、90%成功したようなものです。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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