1984年 アメリカのネバダ州で
64歳の男が銀行強盗を成功させたのですが
予想外の大金に仰天して2時間後に
銀行にお金を返しに行き逮捕されました。
犯人の男には、禁固7年半を言い渡されました。
この強盗犯への判決が重いのか一般的なのか、
自首的な行動を考慮して減刑された判決なのか、
ちょっと分かりませんが、
誰も傷つけていないのだとしたら
犯人の人間味ある行動に対して
ある程度の減刑判決があっても良いようにも思えます。
泥棒気分での犯行だったけれども
金額が大きすぎたことで
これじゃ本格的な銀行強盗になってしまうとの
何だか良く分からん気持ちが動いたのかも。
銀行強盗で奪ったお金を返しに来るという
有り得ない犯人の行動から
贅沢をしたいとか欲望を満たしたいではなく
生活に困窮し必要な生活資金と少しのゆとりを
求めていたとも考えられます。
就職場所を求めて行動したが見つからず、
そうしているうちに生活資金が底をつき
追い詰められた末の行動だったとしたら………
犯罪は犯罪、罪を償うのは当然だとしても
71歳に7年半の禁固刑を終えた時、
その後の人生にどのような影響を与えるのか、
穏やかな生活を過ごせる環境が
用意されていればと願う次第です。
誰しもが強くは無いので
窮地に陥った時にとんでもない選択をすることで
事態を余計に悪化させてしまうことあります。
咄嗟に嘘をついたり、しらばっくれたり、
無かったことにしたり、
自分は悪くないと主張したり、
誰かが悪いと責任を被せたり等々、
それが意図したものでなければ
その失敗や過ちは、
これまで世界で数えきれない人達が経験したもので
自分が世界初ではないはずなので
心の視野が狭い状態のまま判断せずに
お腹でたっぷりと息を吸って。ゆっくりと吐いて。
慌てる必要は何もないので
ピンチの時ほど気持ちを整えてからが
より良い判断が出来る確率が高まります。