心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

お告げ

2023年07月18日 | 雑感・愚見

 

1983年 群馬県で12歳の少女が

「巨石の下に小判が埋まっている。」とお告げ。

 

これを信じた元教員や主婦ら9人が

県指定の史跡・赤城神社の櫃石(ひついし)を

掘り起こし書類送検されました。

 

 

私の場合、赤城山ときて思い浮かぶのが

講談や演劇で人気だった侠客・国定忠治の物語です。

 

赤城の山も今宵限り、

生まれ故郷の国定村や縄張りを捨て、国を捨て、

可愛い子分の手前(てめえ)達とも

別れ別れになる首途(かどで)だ。

 

と言いながら私も物語自体は詳しくありませんが

赤城山の国定忠治の口上場面は、

良くコントなどにも使われていたので

国定忠治の名前と上のセリフは自然と記憶に残っています。

 

その赤城山の南側の山腹にある赤城神社の境内から

赤城山中を約1.3㎞登った地点に

櫃石と呼ばれる長径4.7m、短径2.7m、

高さ2.8m、周囲12.2mの巨石を中心とした

祭祀遺跡があり群馬県指定史跡に指定されています。

 

で、上の事件です。

12歳の少女の言葉を信じて

勝手に櫃石を掘り起こすって………元教員もいたって………

金銭欲に突き動かされたと言うのか、

純粋すぎて騙されたと言うか、

愚かな行動を引き起こしてしまった重大な要因が

少女の言うお告げがあったからって

あまりにも愚かな行動ではあります。

 

この12歳の少女は、

普段から神様の言葉だとしてお告げしていて

それを信じた人達から

崇敬されていたんだと思うんですよね。

 

人は、それが虚言であったなら

発信者の言葉の内容や非言語から

理屈なのか感覚なのか何らかのレベルで

強弱はあったとしても

怪しさや疑いを少なからず感じ取るものですが、

 

この12歳の少女の話すことは、

嘘ではなくて本心から言っているので

私達が備え持つ非言語の嘘発見器どころか

警察等が使用する嘘発見器にも反応せず、

 

理屈を常識的に処理することを麻痺させるような

不思議さを目の当たりに体験させられていると

少女の話しに巻き込まれてしまう人がいても

なんら不思議ではありません。

 

ましてや小判が埋まっているというだけで

壺を買いなさいとは言っている訳じゃないので

後は信じるか信じないかだけの話になるので

もしかしてと行動しちゃう人がいても不思議じゃないか。

 

最近は、詐欺を行うものが増えてきていますが

自分を騙すことが出来ている人の嘘は、

見抜くことがワンランク難しくなるので

取り込まれないよう注意が必要です。

 

その人が吐いた暴言が冗談や嘘ではなく

その個人が感じたままの本心の言葉だったりすると

まともに受け取りやすくなりますし、

 

物事は、ものの言いよう一つで

どうにでも言えたりするので

受け取る側も完全無欠で完璧でない限り、

するりと防御網を突破してくることがあります。

 

純粋な人ほど心にズキッと来た場合には、

食べ物と同じで呑み込む前に

それらを口の中で良く吟味することが大切で

腐ったものなら吐き出してしまうことで

騙されたり、心が傷つくことを

最小限にすることが出来ます。

 

 

 

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