日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

お月見と・・・

2005-09-18 09:17:57 | アラカルト
今日は、中秋の名月。
以前は、友人と一緒に「観月会」へ出かけたり、「お月見会」を催したりしていた。
今でも、スーパーマーケットで「きぬかつぎ」によさそうな形のよい里芋や、お月見団子用の「上新粉」等を買い求めたりしている。

老年性の認知症の症状が現れた母だが、今年のお盆もそれなりにキチンとしていたようだ。
そしておそらく、今日の「お月見」も張り切って準備をしているのではないか?と思っている。
母の手料理といっても、余り料理の上手ではなかったところもあり、「お袋の味」というのとは無縁の家庭だった。
ところが、なぜか「行事食」と言われるものだけは、欠かしたことが無かった。
お正月のおせち料理に始まり、節分、お雛様、春のお彼岸、端午の節句・・・そして、「お月見」・・・それを、私が引き継いだカタチとなっている。

ところが、最近この「お月見」をやらない家庭が、増えてきているようだ。
それに反して、雑誌「サエラ」に代表されるような「大人の男性」を対象とした雑誌では、毎年のように特集が組まれる。
かつては、家庭の季節行事だったものが「趣きある特別なコト」のようになってしまったようで、私などは心寂しいところがあるのだが・・・。

一昨日のエントリーで「LOHAS(ロハス)」ということを取り上げたが、このような日本の慎ましやかな季節を楽しむ行事を創りだす生活こそ、「LOHAS(ロハス)」的なのではないだろうか?
お月見の支度をしながら、お月見という行事の話を毎年のように母はしていた。
そして、お団子などの準備が出来ると薄(ススキ)を取りに園芸バサミと軍手を持って、近所の土手へと行き、お月様が見える軒下に小さなテーブルを引っ張り出して、毛氈を引き「お月見の設え」をしていた。

高度成長真っ只中の時代、まだまだ日本の社会全体が今ほど豊かではなかった頃の、地方都市の季節の風景だ。
様々な季節行事の設えを手伝い、食事をつくりながら聞いた話には失われかけた「豊かさ」があるような気がしている。

どうか、今夜はお月見の設えをして、名月を眺めてください。
きっと、忘れてきた何かを感じ取れると思います。
ファーストフード店のメニューで、お月見を知るなんて悲しすぎます。

昨日、コメントを下さったstellaさん、ありがとうございました。
明日、キチンとお返事をさせて頂きます。
なんとなく、ヘビーな内容になりそうな気がしていて・・・今熟考です。
そして、「LOHAS的生活?」にトラックバックくださった「炎と水の物語」さん、ありがとうございました。
「湖水地方」という接点でのトラックバックでしたが、観光ガイドブックでは知ることの出来ない「今の湖水地方の環境と政治」という切り口には、勉強させていただきました。