日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

やっと終わる・・・-愛知万博-

2005-09-20 19:36:50 | アラカルト
「LOHAS(ロハス)的生活?」にコメントを下さった、U-1さんありがとうございました。
拝見させて頂いた、ブログのコメントに「湖水地方が、イギリスの水俣」という言葉に、驚きました。
それだけではなく「ナショナルトラスト」に対する嫌がらせ?のような行為が、平然とされていることも。
「風光明媚」、「ピーター・ラビットの牧歌的イメージ」とは、だいぶかけ離れた現実があるのですね。

その「自然」や「エコロジー」を謳って開幕した「愛知万博」が、今度の日曜日にやっと終わる。
私の周囲の人たちは「3回行った」、「5回行った」という、話題で盛り上がっていた。
で、私ですが・・・行っていません。行く気もありませんでした。
一つは、謳い文句の「エコロジー」や「自然」ということを、感じえない実態があること。もう一つは、30年以上前の「大阪万博」と、その考えがまったく変わっていないこと。結局のところ、人気パビリオン=企業パビリオンの展示内容は、「先端技術の発表会」であり、各国のパビリオンの多くは「産業物産展」的な感じだったからだ。
「行かないのに、どうしてそんなことがわかるの?」と言われるかも知れないが、この地域に住んでいる限り、毎日好き嫌いに関わらず、新聞、テレビ、ラジオなどメディアと言うメディアから何らかの情報が発信されているのだ。
確かに、異国文化に触れるということは、貴重な経験だろう。
しかし、「観光気分」で触れることと、相手の国が置かれているネガティブな部分の現状を知り、その中で「環境問題」を考えるとでは、まったく違うと思う。
そのような事に触れないまま、異国文化発表会というのでは・・・。

その万博が終わる直前に、意外な話題が登場している。
「偽り万博キャラクター」だ。
「万博のキャラクター」といえば、「モリゾーとキッコロ」なのだが・・・。
こういうことが、話題になっても万博関係者はカリカリせず「これも万博効果」と笑い飛ばしてくれると、嬉しいのだが。

そして、この時期になると、パビリオンや展示物の取り壊しが問題になる。
殆どは、ネットオークションなどで「販売」をする、予定になっているようだ。
こういうところが、質屋のイメージを変えた「米兵」を生んだ名古屋的というのだろうか?
もう一つ話題になった「さつきとメイの家」は、そのまま残る事が決まっている。
折角、移築をせずに残るのであれば、映画「となりのトトロ」のような風景を再現して欲しいものだ。
話題になった、トヨタグループ館のロボットたちは・・・個人的予想では、万博会場近くにある「トヨタ博物館」で見られるのではないか?と思っている。

私の唯一の万博体験が、先日あった。
それは、セネガル館のスタッフが近所の小学校へ訪問するという企画でもあったのだろう。
地下鉄の駅から降りてきた、セネガルの人たちに「元気?」と声をかけられたことだった。