日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

鏡開き

2006-01-11 23:00:42 | アラカルト
今日は「鏡開き」。
世間では、どのくらいのご家庭で「鏡開き」をしているのか分からないが、過去に勤務していた会社では、お昼から缶詰のあんを煮て、小ぶりの御餅を焼いて「ぜんざい」の準備をしたこともあった。
「成果主義」の今では、考えられないような気がするが・・・。

さて、昨年から気になっていた商品があった。
それがイチビキの「豆乳ぜんざい」という商品。
このイチビキという会社は、名古屋に本社がある。
いわゆる「名古屋デザート」的な、印象の商品なのだ。

名古屋というと、八丁味噌などをふんだんに使った料理か鳥の手羽先などを思い浮かべる人が多いと思うが、実は「あんモノ」も大好きな地域である。
愛知県ではないが、三重県には「井村や」という「あんメーカー」もある。
他には、敷島製パン(商品ブランド名:PASCO)の菓子パンには「小倉ネオ」という「あんとマーガリン」がコッペパンに挟んである商品もあり、地元では高い人気を誇っている。喫茶店メニューには、小倉あんと生クリームが添えられたホットケーキも「普通」にある。そのくらい「あんこ」好きな名古屋なのである。
それに、乳製品ではないが豆乳を合わせるという発想・・・。
やっぱり、名古屋ならでは!という気がする。

しかし、何も商品を購入しなくても・・・と思い、自宅でお餅を焼き、市販の缶詰のあんと豆乳を使って、作ってみた。
結構美味しい!のだ。
豆乳独特のにおいやえぐみがなくなり、豆乳が苦手な人でも大丈夫!という味。
「名古屋デザート」、侮れず!

楽天サッカー雑誌

2006-01-11 20:54:53 | ビジネス
新聞各社のWEBサイトに楽天、サッカー雑誌を創刊という記事がUpされている。
W杯ドイツ大会を控えての創刊ということなのだろうか?
他にも、讀賣新聞のWEBサイトにはJリーグの外国籍選手枠、三木谷氏が疑問示すという創刊にあわせた記者会見での発言も、Upされている。

紹介したasahi.comにUpされている記事を見ると、創刊号の表紙は「ベッカム様」のようだ。
本格的なサッカー雑誌なら、おそらくロナウジーニョだろう。
こういうところが、いかにも「三木谷」さんらしい感じがする。

記事を読んでみると、雑誌創刊の大きな目的は「紹介した商品のネット販売」にあるようだ。
しかし、日本代表のレプリカ・ユニフォームをはじめ「代表グッズ」と言われるものは、スポーツショップで簡単に購入することができる。
日本のクラブグッズなども、「オフィシャルショップ」で購入することができるし、インターネット販売は当たり前となっている。中には、インターネットだけでの販売商品すらある。
とすれば、楽天はどの分野でネット販売をするのだろうか?
海外のクラブチームだろうか?それとも代表チームだろうか?
これらも既に、インターネットで多くが購入できるようになっている。
雑誌オリジナル商品を、ネット販売するということなのだろうか?
とすれば、三木谷さんはサッカークラブオーナーとして、サッカーファンを知らなさ過ぎるような気がする。

もうひとつ、気になることがある。
それが「ロックとサッカーの融合」という編集内容だ。
実は、このような趣旨のサッカー雑誌は既にある。
ソニーマガジンが出している「Footival」という雑誌だ。
毎号、サッカー選手とミュージシャンの対談が掲載され、選手のファッション談義のようなコーナーもある。
とすれば楽天は、対談内容を「ポッドキャスティング」等で、ネット配信をするつもりなのだろうか?
どうも、三木谷さんの戦略は「二番煎じ」という感じがぬぐえない。

丁度日本が始めてW杯に初出場した頃、サッカー関係の雑誌が創刊ラッシュ状態だった。
しかし、W杯3戦全敗で終了した後、次々となくなり今では1誌くらいしか残っていないのではないだろうか?
その二の舞にならければ、よいのだが・・・。