goo blog サービス終了のお知らせ 

日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

訳のわからない世の中・・・

2006-01-16 22:06:10 | 徒然
ライブドア関連のニュースをチェックしていたら、毎日新聞のWEBサイトに「人形を買ってもらえず、自宅に放火 27歳男」という記事があった。

オイオイ、27歳にもなって「人形(フィギュア)を買ってもらえない」という理由で、自宅に放火するなよ!と思うのは、私だけではないと思う。
自分で稼いだお金で、好きなだけ買えば済む話だろうに・・・。
ニート言われる「引きこもり」だったのか?
どうも、自分の欲望に歯止めが効かない人たちが、増えてきているような気がする。
子供に対して物分りが良く、経済的にも豊かな親が増えてきたからだろうか?

「愛情をお金に代えている」という指摘は、だいぶ以前からある。
多分映画「家族ゲーム(1983年)」が公開された頃から、言われはじめたのではないだろうか?
その歪な「家族関係」も一因とされた事件が、「宮崎勤事件」だった。
逮捕から17年。
その間にも、同様の事件があとが後をたたない。
明日、宮崎勤事件が結審する。
単に「幼女性愛癖」だとかということ以外にも、何か異様な思考を生み出す社会を「豊かな経済」が、作り出してきたような気がする。
そして、加速度的に拡大しつつある。

それにしても・・・27歳のオトコがね~フィギュア欲しさに、自宅放火。
世の中訳のわからない人が、増殖している。


想定外?ライブドア

2006-01-16 21:11:25 | ビジネス
今日の夕方一斉に報じられた「ライブドア」の「証券取引法違反」疑いのニュース。
さすがに、堀江さんにとっても「想定外」だったと思う(「想定内」だったら、問題です)。
違反行為とされたのは、「風説による流布」という事のようだが、それに関わるライブドアの関連会社の名前が「ライブドアマーケティング」というらしい。

実は、マーケティングというと「株や金融の関係でしょ」と言われることが、未だに多くある。
その理由が「ライブドアマーケティング」などの名前に象徴されている。
すなわち、株取引などを中心に金融市場を動かしていると、思われているのだ。
実務者としては、「いい加減やめて欲しい」のだが、マーケティングという言葉が一般化していく過程で金融関係で使われることが多かったため、ある意味仕方のないことなのかも知れない。
しかし、金融の分野ほど「マーケティング」を蔑ろにしている業界も、ないわけで・・・。

これまで何度も拙ブログで述べてきているが、マーケティングはビジネスの基本となる考え方は、常に「顧客・生活者の視点から、市場を観る」事を出発点としている。
ところが、金融の場合どうも「虚業」的で「自己的視点でしか、市場を観ていない」トコロがある。
今回のライブドアマーケティングが行ったことも、「事実上、傘下におさめている企業(出版会社?)を、買収する」という「風説」を流し、企業の株価を上げたということらしい。
まぁ、事実関係は現在進んでいることなので分からないことばかりだが、こういうことをする企業が「マーケティング」という言葉を使って欲しくない。

堀江さんだけではなく、三木谷さんなど一見IT起業家として名を馳せながら、その実M&Aで会社を大きくしてきた「虚業家」達。
どうなっていくのだろうか?

新聞のテレビ番組頁を見て気が付いたのだが、今日のテレビ東京系で放送予定だった「月曜エンタぁ!」は、この報道で急遽番組差し替えとなり、とばっちりを受けた最初だろうな~(当初予定は「激論全国の人気占い師30人・・・楽天VSライブドア運気社長の○○次第で決着」という文字が、躍っていた)。
18日のテレビ朝日系の「愛のエプロン」には、広報担当の乙部綾子氏が出演予定となっていたが・・・こちらは、どうなるのか?