日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

チョコレートでダイエット?

2006-01-29 21:34:13 | アラカルト
昨日のエントリーにトラックバックをくださったLife is BeautifullのHAL9000さん、ありがとうございました。
本当に、この社長や役員の考えていることは「お客様を金のなる木」にしか見ていない、ということでしょうね。これで「きめ細やかなサービスで定評があった」ということになれば、他のビジネスホテルのサービスは?ということになります。

ヴァレンタインデーを前に、百貨店やスーパーだけではなく、インターネットのショッピングサイトなどでも、チョコレートの文字が目を引く季節になった。
という訳でもないのだろうが、毎日新聞のWEBサイトにはてなの玉手箱:チョコダイエットって? 健康や精神面には効果という記事が、Upされていた。

私は試したことが無いのだが、「チョコレートダイエット」なるモノがあるらしい。
チョコレート好きにはたまらない、ダイエット方法のように思えるのだが・・・。
どうやら、そんな簡単なものではないらしい。
本格的なお菓子作りをする方なら知っていると思うが、「カカオ含有」が増えれば増えるほど「苦いチョコレート」になる。「純ココア」なども、同じだ。
世間で思われているような「甘いチョコレート」ではない。

そして、この記事にあるような「精神面での効果」を期待して作られた商品も、既に市場に出回っている。
グリコの「ギャバ」というのが、それである。
実際、テレビCMが盛んに放送されていた頃、近所のドラッグストアーやコンビニエンスストアーで、男性がまとめ買いをしている姿を何度か見かけた。
その時は、テレビCMの効果というものを感じたのだが、以降店頭でまとめ買いをする男性の姿を見かけることが無く、一時のモノで終わったような印象があった。
テレビCMは、メッセージ性が強く一時の効果は高いのだが、このような「健康志向商品」は、地味に販促展開をしないと難しいのかも知れない。

「チョコレートでダイエット」といえば、女性が飛びつくキャッチコピーとなるが「リラックス効果」といえば、男女関係無くなる。
それどころか、「実力発揮」の受験シーズンにあっては年齢も関係ない。
そのような効果を期待しているからHPでは、代々木ゼミナールとジョイントしているのだろう。

もしかしたら、今年のヴァレンタイン義理チョコ市場は、このような「健康志向型チョコ」が、人気となるかも知れない。
それだけではなく、予備校の先生達が受験生を前に「チョコを渡して、エールを送る姿」を見るようになるのかも知れない。