日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

どうなるの?ボーダフォン

2006-03-17 22:37:22 | ビジネス
昨日エントリーした時には、WBCの準決勝進出が危ぶまれたのだが、メキシコがアメリカに勝って「棚ボタ」で準決勝進出が決まったようだ。
「神がかり」とか「神風」という言葉が聞かれたが、この場合「棚ボタ」の方が当たっているとおもうのだが・・・。
とりあえず、野球ファンのみなさま、おめでとうございます。
「メキシコ様様」ですね。
それにしても、今回優勝はおろか確実と思われた準決勝進出を逃した「ベースボールの母国・アメリカ」の立場は、どうなるのだろうか?
次回WBCが、開催されるのか?なんと言っても「自分の考え・発言が正しい」とどんな時でも主張するお国柄ですから。

今日の一番のニュースは、ソフトバンクが日本最高額でボーダフォン日本法人を買収したことだろう。
このニュースが出て以来、「どうなるのか?」と成り行きを見ていた。
と言うのも、私が利用しているポルターサイトはYahoo。
そして携帯電話は、ボーダフォンだからだ。
以前は、日本テレコムが運営するブロバイダーを利用していた。

ソフトバンクは、他にも日本テレコムを関連会社として持っている。
今回の買収で、通信事業者として総ての通信網を持ったことになる。
NTT、KDDIに続く「第三の通信事業者」とニュースで言われたのだろう。
しかし、孫さんの目的は「通信事業者」という範囲だけなのだろうか?

個人的ではあるが、なんとなく孫さんはもっと違う目的を持っているのではないか?という気がしている。
ソフトバンクのHPを見ると、様々な業種を展開する企業を持っている。
それは、楽天やライブドアの比ではない。
そして、インターネットの普及によって私たちの生活は、大きく様変わりをした。
「時間と場所の壁」を、軽々と飛び越すことができるようになった。
違う見方をすれば「情報収集の労力と費用を軽減させた」ともいえるし、ごく普通の生活者が、情報発信者として社会に参加できるようにもなった。

10年程前話題になった「e-コマース」は、どこか頭でっかちだったような気がする。
その後「楽天」等が登場し「インターネットショッピング」は、当たり前のこととなった。
それは「ショッピングの楽しさ」というモノを、インターネット上で展開できるようになったからだ。
それだけではなく、音楽や映像といったエンターティメントを「ライブ」で持ち出すことを可能にした。
それらを牽引してきたのが、孫さんだった。
とすれば、孫さんは「単なる通信事業」を展開し、充実させるためにボーダフォンを買収したのではなく、「心が通う『インテリジェンス・インフォメーション生活創造企業』」を目指し、目的としているのではないだろうか?

「ユキビタス」と言う言葉よりも、「自由で楽しい心通わす情報とツールを提供する」と言うのが、孫さんの目指す企業像なのか?
今しばらく、楽しみに展開を見てみたい。