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日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

地域限定CM?パチンコのテレビCM

2007-04-21 23:24:28 | CMウォッチ
以前から気になっていたのが、地域によってテレビCMの量が違うのではないか?という業界がある。
それが、パチンコのCMだ。
首都圏や関西圏などではどうなのかわからないのだが、パチンコ発祥の地・名古屋ではパチンコのCMといっても、パチンコ店のCMだけではない。
パチンコを作っている企業のCMは当然のことながら、パチンコのメンテナンス機器の企業CMまであるのだ。
そのため、パチンコをしない私でさえ最新パチンコ機だけは知っているのだが、そのパチンコがどんなモノで、人気機種なのかはまったく知らないし、パチンコ「冬ソナ」とかといわれても、ピンとはこないと言う事実もある。

ここ2、3年、イロイロな業界では60年代後半~70年代前半ブームだ。
最近では、サンヨー食品の「カップスター」がテレビCMとともに商品の復刻版が発売されている。
他にも、サッポロ飲料の「梅クエン酸」のキャラクターは、団塊の世代(~40代後半)にとってはヒーローの「あしたのジョー」を起用している。
そしてこのパチンコ機の世界でも、この傾向が顕著にあらわれている。
それが「アタックNo.1」や「必殺仕事人」といった、70年代当時の人気テレビ番組のキャラクターを使ったパチンコ機のテレビCMが、ほぼ毎日のように流れている。
その背景にあるのは、パチンコをする人たちが40代以上の人たちをマーケットの中心として考えているからだろう。

実はこの「パチンコ機のテレビCM」は、名古屋地域限定なのだろうか?と疑問に思ったのは、実家のある鳥取に帰ったときである。
鳥取・島根県下で見ることができるパチンコのテレビCMと言うのは、静止画のパチンコ店のテレビCMだけなのだ。
当然だが、パチンコ機のテレビCMなどは見たことが無い。
それが名古屋では、パチンコ店のテレビCMであってもミュージカル仕立てのモノがあったり、結構大掛かりな内容のテレビCMが普通なのである。
それだけ、名古屋がパチンコ遊技人口が高いのかも知れないのだが、時代の雰囲気と言うものを感じながら、パチンコ機が作られているというのも興味深いところだ。

それにしても、昼間からパチンコ機のテレビCMが普通に流れる地域と言うのは、名古屋周辺以外にあるのだろうか?
それもまた、疑問な点ところでもある。