昨年の秋頃から、気になっているモノがある。
それが、静岡にある「下駄の和工房水鳥」だ。
ここの下駄を初めて見たのは、ある通販カタログでのこと。
とても履き易そうで、それでいてオシャレな感じのするサンダル型。
それまで下駄と言うと、浴衣を着たときなどに履く昔ながらのタイプしか思い浮かばなかったのだが、浴衣を着たときと言うよりもサマーリゾートのファッションアイティムとして、欲しいと感じさせるモノだったのだ。
その下駄は、舞台衣装デザインなどの分野で活躍している、ひびのこずえさんとコラボレートしたひのきの下駄だった。
元々静岡市は、下駄を地場産業としていた。
それが、きものの衰退とともに生産量が減り、絶滅危惧産業的な存在だったように思う。
「絶滅危惧産業」というのは大げさだが、実際ここ数年の浴衣ブームに反し、下駄を履いている人は年々少なくなってきているように感じていた。
確かに、靴に比べ歩きにくいし、鼻緒で足の甲が擦れたりする。
それよりも普段から履きなれているビーチサンダルやミュールの方が、ラクだしキラキラ飾りなどがあるからオシャレな感じがするのだろう。
今では、浴衣に下駄というお約束は、通じないのである。
であれば、下駄そのものをオシャレで、履きやすいものに変えてしまえば良いのではないか?と言う発想から生まれたのが、この下駄のような気がしている。
もう一つ、気になっているのが京都にある、「SOU・SOU」と言う地下足袋屋さんだ。
今のHPのトップ頁は草履が掲載されているのだが、このSOU・SOUと言うお店を一躍有名にさせたのは、地下足袋だ。
「地下足袋」といっても、大工さんや鳶職人さんが履くような地下足袋ではない。
昔のきもの柄などをイメージしたような、派手な地下足袋である。
実際、この地下足袋を履いて歩いている人を見たことが無いのだが、お祭りなどではきっと足元が映えるに違いないだろう。
町内で地下足袋と法被を揃えるというのも、お祭り気分を盛り上げ、オシャレではないだろうか?
もっと視点を変えると、「素足感覚で歩ける靴」として高齢者のリハビリなどにも有効かも知れない。
高齢者の服装と言うとどうしても地味なモノになりやすいが、カラフルな色を身につけることで、心の面でも変化が期待できるのではないだろうか。
「下駄の和工房水鳥」にしても「SOU・SOU」にしても、決して大きな企業ではない。
むしろ、こだわったモノ作りをしてきた小さな企業だと言える。
だからこそ、生活者の変化を敏感に感じ取り、新しい視点での提案をすることができたのでは無いだろうか?
地方にはそのような「提案力のある企業」が、眠っているのではないだろうか?
それが、静岡にある「下駄の和工房水鳥」だ。
ここの下駄を初めて見たのは、ある通販カタログでのこと。
とても履き易そうで、それでいてオシャレな感じのするサンダル型。
それまで下駄と言うと、浴衣を着たときなどに履く昔ながらのタイプしか思い浮かばなかったのだが、浴衣を着たときと言うよりもサマーリゾートのファッションアイティムとして、欲しいと感じさせるモノだったのだ。
その下駄は、舞台衣装デザインなどの分野で活躍している、ひびのこずえさんとコラボレートしたひのきの下駄だった。
元々静岡市は、下駄を地場産業としていた。
それが、きものの衰退とともに生産量が減り、絶滅危惧産業的な存在だったように思う。
「絶滅危惧産業」というのは大げさだが、実際ここ数年の浴衣ブームに反し、下駄を履いている人は年々少なくなってきているように感じていた。
確かに、靴に比べ歩きにくいし、鼻緒で足の甲が擦れたりする。
それよりも普段から履きなれているビーチサンダルやミュールの方が、ラクだしキラキラ飾りなどがあるからオシャレな感じがするのだろう。
今では、浴衣に下駄というお約束は、通じないのである。
であれば、下駄そのものをオシャレで、履きやすいものに変えてしまえば良いのではないか?と言う発想から生まれたのが、この下駄のような気がしている。
もう一つ、気になっているのが京都にある、「SOU・SOU」と言う地下足袋屋さんだ。
今のHPのトップ頁は草履が掲載されているのだが、このSOU・SOUと言うお店を一躍有名にさせたのは、地下足袋だ。
「地下足袋」といっても、大工さんや鳶職人さんが履くような地下足袋ではない。
昔のきもの柄などをイメージしたような、派手な地下足袋である。
実際、この地下足袋を履いて歩いている人を見たことが無いのだが、お祭りなどではきっと足元が映えるに違いないだろう。
町内で地下足袋と法被を揃えるというのも、お祭り気分を盛り上げ、オシャレではないだろうか?
もっと視点を変えると、「素足感覚で歩ける靴」として高齢者のリハビリなどにも有効かも知れない。
高齢者の服装と言うとどうしても地味なモノになりやすいが、カラフルな色を身につけることで、心の面でも変化が期待できるのではないだろうか。
「下駄の和工房水鳥」にしても「SOU・SOU」にしても、決して大きな企業ではない。
むしろ、こだわったモノ作りをしてきた小さな企業だと言える。
だからこそ、生活者の変化を敏感に感じ取り、新しい視点での提案をすることができたのでは無いだろうか?
地方にはそのような「提案力のある企業」が、眠っているのではないだろうか?