日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

塩スイーツは、今年も流行るか?

2008-01-26 22:17:46 | トレンド
昨年ヒットしたスイーツに、「塩」があった。
昨年の猛暑の影響もあり、手軽に塩分やミネラルが取れる「塩飴」などが話題となった。
他にも「塩キャラメル」や「塩アイスクリーム」など、「甘いのに少ししょっぱい」という、微妙な「塩梅」というか「味のバランス」で、病み付きになった方もいらっしゃるのではないだろうか?
私も昨夏、一度だけ「塩アイスクリーム」を食べた。
このときの感想は、「微妙・・・」だった。
不味いわけではない、美味しいといわれれば美味しさもある。
初めてミントチョコを食べた時のような印象だった。

そしてこの春向け商品として、ミニストップでは「塩キャラメルソフト」を発売した。
ミニストップのソフトクリームは、コンビニスイーツの中でもファンが多い。
その理由はソフトクリームの質の良さもあるのだが、季節ごとに発売される季節限定フレーバーソフトも人気の一つとなっている。
実は、私もその一人なのだ。
近所にミニストップがあると言うこともあるのだが、新製品が発売されるとつい買ってしまうのだ。
そして、この寒い日に思わず買ってしまった。

味については、イロイロな意見があると思うが、あくまでも個人的な感想を述べさせてもらうと「バタースコッチ・キャンディー」という感じだった。
昨年話題になったような「塩飴」や「塩アイスクリーム」などに比べると、塩味そのものが強いわけではない。
その意味で「塩キャラメルソフト」というより、「バタースコッチソフト」という感じだ。

最近、コンビニでは冬にはおでんと中華まんに力を入れてきた。
しかし、コンスタントに人気のある商品となると、おにぎりやサンドイッチ、お弁当などだった。
ただ、おにぎりやサンドイッチ、サラダなどの「オフィス・ランチ」商品も一定の人気があり、コンビニの主力商品となっているが、それにも単価的な限界がある。
それに「+1」商品によって、売上を伸ばすと言う戦略と言うこともあるのだろう、暫く前からデザート商品の開発に熱心だ。

今回の「塩キャラメルソフト」が、オフィス・ランチの「+1」商品になるわけではないが、スイート特化すると言う意味では、先駆者的だともいえそうだ。