日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

災害と地球温暖化・・・

2012-07-16 21:35:20 | 徒然
明日は、京都の祇園祭りの中でも一番のお祭り「山鉾巡行」。
この「山鉾巡行」が終わる頃には、例年梅雨明けとなる。
それが今年の梅雨は、九州北部地方で記録的な大雨を降らせ、亡くなられる方も30名近くとなる、大災害をもたらした。
被災された方々には、お見舞い申し上げます。
そして亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

そんな被災地がある反面、昨日・今日の名古屋は真夏日となった。
家に居ても、汗が噴き出る様な暑さ。
毎年のように感じるコトだが、年々情緒を楽しむ様な季節感がなくなり、「暑い・寒い」のやや極端な季節と成りつつある様な気がしている。

それを「地球温暖化」というのだと思うのだが、ここまでくると「地球温暖化」を止めるコトが難しい様な気がしてくる。
もちろん、エルニーニョ現象とかラニィーニャ現象などの影響で、猛暑となったり冷夏となったりするコトは判るのだが、その様な自然の現象とは別に「快適さを求めた結果としての地球温暖化」の歯止めは、なかなか難しいのでは?と、感じてしまうのだ。

「大飯原子力発電所」再稼働以来、全国各地で「原発稼働反対」のデモが行われている。
そのデモについて、アレコレ言う気は無い。
ただ、そのデモに参加している人たちの中で、どれだけ「エネルギーを使わない生活」を実践為ているのだろう?と、考えてしまう部分もあるのだ。

「原子力発電」の大きな魅力の一つが、「COの排出が少ない」という点だった。
「フクシマ事故」以来、「自然エネルギーへの転換」が図られているが、今の生活を維持して行くまでには至っていない。
とすれば、今はとにかく我慢をしてエネルギーを使わない生活をするしかない、と言うコトになる。

デモに参加される方の多くは「フクシマ事故」のようなコトがあってはいけない!と言う、強い思いを持っていらっしゃる方ばかりだと思う。
「放射能汚染が怖い」と言う方もいらっしゃるとは思うが、原発の問題は「放射能」だけの問題ではない。
「放射能とエネルギーの問題」なのだ。
様々な自然エネルギーの提案がされはじめ、動き始めてはいるが、今はまだ「始まったばかり」。
むしろ、今の「我慢をしてエネルギーを使わない生活」が、当たり前になれば「日本が必要とする総エネルギー量」そのものも見直す必要がでてくるかもしれない。

そうなれば、20年、30年・・・もっと先に「地球温暖化」が止まるかも知れない。
最近の局地的豪雨などの災害のニュースを見る度に、そんなコトを考えるこの頃だ。