明日からいよいよ師走。
今年最後の月が始まる。
華やかなクリスマスの飾りが街を彩る季節でもある。
このころになると、海外の有名ハイブランドが一斉にホリデーシーズン広告をネットで展開するようになる。
エルメス:ホリデーシーズン・クリスマスギフトサイト(動画「ペガサスの登場」)
エルメスは、パリの本店を舞台にエルメスホリデーシーズン用の商品を軽やかな楽曲に合わせ、紹介している。
ヴァンクリーフ&アーペルは、「ダイアモンドブリーズ」というテーマで、アニメーションでホリデーシーズンの商品を紹介している。
ヴァンクリーフ&アーペル:Diamond Breeze
他にもルイヴィトンなどもホリデーシーズン向けの動画広告を作っているのだが、年に1回のホリデーシーズン広告ということで、とてもワクワクするような動画広告を創っているように感じる。
一方、バブル経済我崩壊してからの日本のテレビCMは、年々つまらなくなってきている気がする。
テレビそのものが無い我が家だが、入院中病院で見ていたテレビのCMは、ハッとするようなモノはほとんどなく、商品をアピールすることに終始している様に感じたのだ。
その為、SNS界隈では1970年代~1980年代にかけての「懐かしのテレビCM」と題する投稿に、数多くの「いいね」がつけられ、「この時代のテレビCMって、お金をかけている以上に生活者にアピールする力がある」とか「とにかく、クリエイティブさを感じる」等というコメントが、数多く見受られる。
何となくだが、今の日本のテレビCMが印象に残らないのは、創り手に「ワクワク感」が無いからでは?という、気がしている。
上述した海外のハイブランドのホリデーシーズンの広告は、年に1回大々的に打たれる広告でもある。
もちろん、ホリデーシーズン=ギフトシーズンということもあり、生活者の財布の紐も緩みがちなため、売り上げが大きく伸びる時期でもある。
だからこそ、それなりの費用をかけ広告を制作し、ネット広告用としての動画つくるのだ朗。
経済状況が良いとは言えない日本だから、ホリデーシーズンの広告にワクワクさが無くても仕方ない、という「諦め」のようなモノを感じてしまうのだ。
本来であれば、この季節は街中のクリスマスイルミネーションと同じように華やかなモノが、見たい季節でもあるはずなのだ。
テレビCMの世界だからこそ、やや荒唐無稽な内容であっても許されることは、あるはずだ。
海外のハイブランドのような「ホリデーシーズンをワクワクさせる広告」を、日本の企業も展開して欲しいと考えている。
財布の紐がかたいなら、財布の紐ではなく、財布を持つ人の気持ちをワクワクさせてほしいのだ。
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