日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

野球の次は、サッカーだ!

2006-03-16 22:30:24 | スポーツ
昨日エントリーした、ライブドアとUSENの業務提携話は、今日、本決まりとなったようだ。
これで一番安心したのは、株価下落が続いて心配をしていた、どのくらいいるのかわからない個人株主かも知れない。

今日の午後、真面目に仕事をしていたサラリーマンはどのくらいいたのだろう?
WBC・準決勝進出を掛けての、韓国戦があったからだ。
野球よりもサッカー好きなところもあり、やや醒めた感じで見ていた。
「世界一」を決める国別対抗の大会と言うわりには、なんとなく静かな気がしたのは私だけだろうか?
なんとなく、国内で行われているプロ野球のオープン戦とほぼ同列と言うか・・・。
始まる前には、もっと盛り上がるのかな~と思っていたのだが、メディアを含めてなんとなく・・・やはり、メジャーリーガー松井秀喜選手や清原選手といった国内の有名選手が出場していなかったからなのだろうか?
それとも、初戦・アメリカ戦での誤審で興味が殺がれたのだろうか?
まぁ、野球の母国・アメリカで、アメリカ国内で行われ、審判の殆どもメジャーリーグなのだから、アメリカ贔屓の審判は折込済みなのでは?と思うのだが。
それよりも、アジアの覇者だと思っていたのに、韓国に負けたことのほうが、ショックなのかな~。

このような大規模なスポーツイベントがあると、決まって話題になるのは「経済効果」。
今日、毎日新聞のWEBサイトにもサッカーW杯:日本経済の波及効果4759億円 電通試算と言う記事が掲載されている。
さすがに、前回の日韓W杯の時ほどの経済効果は見込めないようだが、それでも相当な額だ。
そう言えば、コンビニエンスストアー・ファミリーマートでは、「日本代表応援キャンペーン」を実施している。
JFA(日本サッカー協会)の、オフィシャルスポンサーの1社だから、こういうキャンペーンができるのだが。
おそらく、同じ商品を購入するにしても他のコンビニエンスストアーを利用せず、ファミリーマートを利用し、「ついで買い」をする人も少なくないだろう。
「経済効果」の中には、そのような「ついで買い」の数字も含まれているのだろうか?
少し気になる。
こういう「目に見えない」消費が、その実ファミリーマートの業績を上げるのではないだろうか?
もちろん、ファミリーマートはそのことを見込んでオフィシャルスポンサー契約をしているはずだ。

W杯まで後3ヶ月弱。
野球が駄目ならサッカーに期待!という人もいるかも知れない。
でも、予選リーグ敗退したとしても、ガッカリしないで欲しい。
FIFAランキングなど当てにならないし、前回のような開催国メリットは一切ないのだから。

騒ぐポイントがずれている-報道ステーションにおけるライブドア報道-

2006-03-15 22:40:40 | アラカルト
マーケティング関係のブログでは、知名度・注目度が高い<大西宏さんの「大西 宏のマーケティングエッセンス」に紹介され、こちらが恐縮しています。

今「報道ステーション」を観ているのですが、「ライブドア関連」のニュースがトップ扱いでした。
その内容は二つ。
ひとつはUSENとの業務提携の話。
ライブドアのスタートが、インターネット事業であったこと。
フジテレビとの業務提携を希望していたことなどを考えれば、堀江容疑者云々とは関係なく、企業としてベストな提携相手ではないだろうか?
ご存知の方も多いと思うが、現在USENはインターネットでオリジナルのテレビ番組を無料配信している。
昨年話題になった?久米宏氏がキャスターとして登場する「自動車番組」も、USENが提供しているインターネットテレビ番組だ。
この番組だけではなく、これから先のインターネットと既存のテレビやラジオなどのメディアの融合をUSENもライブドアも目指し、互いの強みを持ち寄ることができるのであれば、「時価価値」が下がり続けている(整理ポストに入ったとたん、株価が上がったようだが)ライブドア株も値上がりする可能性がある。

そしてもうひとつのニュースが、ライブドアの女性広報担当者の退社だ。
確かに、彼女は堀江容疑者に次ぐライブドアの顔だったかも知れない。
でも、その立場は「一女子平社員」なのだ。
それを、メディアが持ち上げ、あたかもタレントのような扱いをしていただけなのだ。
普通の企業の広報担当の女性が、メディアに登場することもなければ、退社しても話題になることはないだろう。
それをわざわざ、本筋ニュースと抱き合わせで、報道する必要があるのだろうか?
それも大写真パネルを用意して。
「報道」を売りとしている番組であれば、なんとなくズレているような気がする。
もしかしたら、やっかみなのかも知れないが・・・。

今のニュース番組は、お子様ランチのようなバラエティーに富んだ内容の時がある。
バラエティーに富んだ内容と言うのであれば、和定食+フルーツ盛り合わせくらいにして欲しい。



企業と株主-ライブドア事件-

2006-03-14 21:57:47 | ビジネス
今日、ライブドアの前堀江社長を含めた前幹部及び法人としてのライブドアが起訴された。
今回の起訴は、粉飾決算によるものだ。
先月末から、個人株主を中心に「被害者の会」も結成されはじめている。
「嘘の情報によって、株を購入し損害を負った」というのが理由なのだが、なんとなくこれまでの「悪徳商法」の「被害者の会」のよう同情を感じられない。
確かに「粉飾決算」は、企業としてやってはいけないことだ。
公開されていた「嘘の決算報告」を見て、どれだけの人がライブドアの株式を購入したのだろうか?というのが、疑問なのだ。
なんとなく、昨今の株ブームに乗って話題の企業だから購入した、という人のほうが多いような気がするのだ。
「ライブドア」と言う企業を、育てたいと言う思いで株を購入していた人にとっては、裏切りだったと思うのだが、そのような思いをもって株主となった人は、果たしてどれだけいるのだろう?という疑問なのだ。

株式運用の基本は、あくまでも運用者の自己責任。
今回の被害者の会は、その原則を壊してしまうのではないだろうか?
むしろ、そのような危惧をしている。
起訴と言うことで、損害賠償の対象となるのかも知れない。
それは、法律上問題のないことだろう。
でも、ビジネスはそれだけでは成り立たないのではない。
法律を守ることは、当たり前のこと。
株主として、企業を育て社会の一員として良い方向へと導くのも、責任なのではないだろうか?

ライブドア事件では、粉飾決算理由のひとつとして「時価株価」にこだわった言われている。
その為、「黒字決算」が至上命令となり「粉飾決算」に突き進んだとすれば、本業であるインターネットビジネスの充実ではなく、安直な?株式分割によって資金調達をすることもいとわないかったということになる。
それが「ボクは、どうすればよかったのですか?」という堀江容疑者の言葉に繋がるのだろう。

ライブドア事件は、株ブームにひとつの問題を提起したのではないだろうか?
それは、株主になる意味だ。
株の売買を繰り返し、短期的利益を求めたり、話題の企業で買いやすいからと言う理由では、単なるマネーゲームに参加しているだけだ。
「株主として、企業ビジョンを見極め企業を育てる」と言う株主が、個人株主に求められるのではないだろうか?

あやかり商品-荒川選手人気-

2006-03-12 21:57:19 | アラカルト
朝日新聞のWEBサイトasahi.comに反り返るえび天、イナバウアーそば人気 静岡・新居と言う記事が、Upされていた。
この記事の下には、関連として「静香うどん」完成 佐賀・鳥栖と言う記事も紹介されている。
何れも、荒川選手の得意演技「イナバウアー」をモデルにした商品だ。

こういう商品を「あやかり商品」というのだが、一時的な話題となって人気を集めることができても、持続できないと言う問題点がある。
鳥栖のうどん屋さんは、このような「あやかり商品」を過去にも販売していたようだが、これがお店の人気となっていくのは、なかなか難しいような気がする。

もちろん、これらのお店のうどんや蕎麦が、不味いとは思わない。
第一、食べてみたことがないのだから、その味云々を言うべきではないだろう。
ただ、話題作り先行と言う発想であれば、違うのではないか?ということなのだ。
結局のところ「美味しい」とお客さんが認めない限り、固定客を掴むことはできない。
マーケティング云々と言うよりも、極々当たり前のことだろう。

そうは言っても、このような「あやかりビジネス」は、後をたたない。
元祖と言えるのは、NHKの「大河ドラマ」の舞台を観光スポットとすることだろう。
観光スポットとなれば、ドラマのネーミングをつけたお菓子がお土産屋さんの店頭に並ぶ。
ドラマ終了後は、閑古鳥が鳴くような状況となろうとも、他人様が作った話題に乗っかって一儲けと言う発想は、今でも続いているようだ。

本当に地域の活性化というのであれば、その地域の伝統や文化などを如何に発信し、リピート客を作っていくのか?ということを、真剣に考えて欲しい。
一過性の話題で、大切な文化財産を失ってしまったと言うことはないのだろうか?
食にしても、生活文化にしても・・・その地域の「オリジナル」を大切にした発想とビジネスが、もっと注目されても良いのではないだろうか?

認知症と付きあう

2006-03-11 21:49:52 | 老親介護
今日の毎日新聞WEBサイトにどうにか、こうにか:父が認知症になった時/5 幻の家と言う記事が、掲載されている。
昨年の今ごろ、私も老年性認知症の症状が現れ始めた母と向かい合っていた。

私たちは、五体満足で記憶も意識が明快であることが、「健常」と思っている。
むしろ、確信していると言ってもいいのかも知れない。
それが本当に「健常」ということなのだろうか?
そんな疑問を持ったのも、母の認知症と付き合ってからだった。
もしかしたら、健常と思っていることは一種の思い込みであって、様々な不足が少しあることが「健常」なのかも知れない・・・そんな気がしたのだ。
それを補う「心」があって、「人を思い遣る」とか「寛容」ということが、理解ではなく行動となっていくのでは?という気もする。

「理解は頭、納得は心、腑に落ちるは行動」と言われる。
老親介護とは、頭ではなく行動によって初めて付き合えることなのかも知れない。
そして、「バリアフリー」も同じコトなのではないだろうか。
(上手くまとまらない文で申し訳ない)



ヴァレンタインのお返し

2006-03-09 21:44:50 | アラカルト
今年のヴァレンタインデーを前に実施された、あるアンケートによると8割近くのOLが「ヴァレンタインのチョコは、なくなって欲しい」と答えていたと記憶している。
それに呼応するように、男性の多くも「お返しが大変だから、なくなっても構わない」と答えていたと思う。
ところが、実際には約9割余りのOLがヴァレンタインのチョコレートを職場で配布したいたらしい。
今朝のFMで聞いた話である。

その番組独自の調査によると「ヴァレンタインのお返し」は、
1.形が残らない
2.職場で分け合える
クッキーなどが、OLの希望らしい。
他には、利用度の高いハンカチやハンドタオルなど。
反面、化粧ポーチなどは「嬉しくない」らしい。
変に形残ったり、選ぶ人のセンスが伺い知れるようなモノは、嬉しくないようだ。

これが恋人となると、一転するようだ。
今日配信されたVOGUE Nipponのメルマガ「今欲しい、ホワイトデーのプレゼントリスト」を見ると、本当に煌びやか。
とにかく目立つのはジュエリー。
変わったところでは、有名デザイナーとコラボレートしたスポーツシューズ。
いずれにしても、2~3万円は軽く超えるものばかりだ。
もちろん、これだけでは済まないだろう。
プレゼントを渡すための演出場所=洒落たレストランか料亭の予約も必要となっているはずだ。
まぁ、VOGUEの場合あくまでもトレンドのアイコンとして参考にする程度で十分だとは思うのだが、年末のクリスマスに続き物入りな男性陣という気がする。

義理とはいえ、このようなプレゼント返しはある意味センスを問われる。
これまで嬉しかったお返しは、やはり職場の女性陣みんなで食べられる、チョッと高級な美味しい焼き菓子だった。
この「チョッと高級な美味しい焼き菓子」というのが、また難しいところなのだが・・・。
今週末、デパ地下にある有名洋菓子店の下見に行きますか?
それとも、話題のパティシエがオーナーの洋菓子店にしますか?
それと、個人で贈られるよりも職場男性陣一同で贈られるほうが、「美味しいお菓子を、美味しい間に食べれる」ので、嬉しかったな~。

これからは「我が家御用達」

2006-03-08 22:24:39 | ライフスタイル
毎日新聞のWEBサイトに薬:高齢者、副作用や飲み合わせを心配 身近に「かかりつけ薬局」をと言う記事が、掲載されている。
高齢化社会に向け、「かかりつけメディカルシステム」を持つ必要はあるだろう。
先日亡くなった母が倒れた時も、父が真っ先に電話をしたのは救急車の要請ではなく、かかりつけ病院だった。
やはり、常日頃身近に接してもらっている「街医者」の方が、直ぐに思い浮かぶ存在だったのだろう。
ところが、このような「メディカルシステム」よりも、大学病院などの大きな総合病院を選ぶ人のほうが、遥かに多いのではないだろうか?

最新設備が整っている大学病院は、高度医療を提供してくれる場所だと思う。
でも、半日掛けて行って5~10分程度の診察時間。
高齢者になればなるほど、日ごろの状況変化の観察が重要となるのではないだろうか?と実感した。

でも、今の医療はどんな状態なのだろう?と疑問に思うことがある。
大学病院などに勤務する「研修医」は、激務と言われている。
小児科や(産)婦人科などは、医師不足と言われて久しい。
とても「少子化対策」といえる状況ではないらしい。
なんとなく、歪な日本医療の実態があるような気がする。

医療と言うと、どうも敷居が高い場所で、診察をしてくれる医師は「偉い」というイメージがある。
それは「生命」を扱っているからなのだが、今必要とされるのは「我が家御用達」という「ファミリードクター」であり「我が家御用達」の「メディカルシステム」なのかも知れない。



コラボ商品とCM

2006-03-07 22:55:29 | CMウォッチ
最近サントリーのCMが、気になっている。
ひとつはウーロン茶のCM。
30代以上の人たちには、なんとも懐かしい「ペッパー警部(中国語)」のリズムに乗って、アニメの孫悟空と三蔵法師が軽やかに踊っている。
これまでのゆったりとした雰囲気から、軽やかなCMへと変化している。
「ペッパー警部」が大ヒットした頃、ヒットしたドラマ「西遊記」が再びテレビドラマ化されていると言うのが、理由だとは思わないが。
それにこちらは、「ipodnanoプレゼントキャンペーン」のCM。
時代の重なりを感じるのは、深読みのし過ぎかも知れない。

もうひとつは、ゲームの「ファイナルファンタジー」とのコラボ商品。
その名もFINAL FANTASY®XIIポーション
プレスリリースを見ると、ファイナルファンタジー関連のカードなどの特典があるようだが、これはいわゆる「オトナ買い」の特典。
ゲームソフトのメイン購入者は、子供ではなくある一定年齢以上のようだ。
テレビCMも、それに合わせた内容となっている。
ゲームに縁のない私でも、なんとなくゲームの雰囲気が分かる。
ただ一番困るのは、ファイナルファンタジーのCMの直後に「ポーション」のCMが流れること。
CMが一続きに見えて、「あれ?このCMはゲームの??それともソフトドリンク?」となってしまうことだ。
その意味では、コラボ商品CMとしては成功しているのかも知れない。

サントリーのCMは、壽屋の頃からどこかオシャレな雰囲気があった。
こういう企業のDNAは、企業にとってはひとつの無形の財産と言える。


今更LOHAS

2006-03-06 21:55:14 | ライフスタイル
春間近。
東京では、春一番が吹いたとニュースにあった。
と言うわけではないと思うのだが、名古屋では百貨店のリニューアルが続いている。
特に名古屋の老舗・松坂屋は、初めてというくらい大規模なものだ。
もうひとつは、三越。
その二つの新聞折込広告が、今日入っていた。
どちらも似たような、作りになっているのが気になるところなのだが・・・。
その中でも同じ言葉が出ている。
それが「LOHAS」だ。
今更「LOHAS」という気がしないでもないが、どちらも「LOHAS(My)Life」がテーマ。

広告を見る限り、どちらも「ナチュラル・オーガニック」という言葉が踊っている。
アプローチも「新生活スタート。今からはじめるLOHAS生活」という感じだ。
しかし・・・LOHAS的生活と言うのは、何か特別な生活なのだろうか?
拙ブログでも書いてきているが、「LOHASと言えば、どこかオシャレで素敵な生活」という印象があるが、なんと言うことはない一昔前のやや不便な「もったいない生活」なのではないか?と思っている。
子供の頃、ネコの額ほどの庭でトマトやナス、きゅうりなどを作っていた。
家庭菜園というほどではないが、家族で食べる分は十分なだけの収穫があった。
でも、それはオシャレと言う雰囲気はない。
「アロマテラピー」と言っても、欧州の薔薇やラベンダーのエッセンシャルオイルはなかったが、個々の家庭の生垣には四季折々の草花の香りが漂っていた。
確かに、今ではそのような家そのものがなくなりつつあるとは思うのだが、それにしても少し流行りに乗っているだけのような気がする。

オシャレでもカッコ良い訳でもない、LOHASという生活提案。
もっと、地に脚をつけた思考を生活者のほうがしているような気がする。

ディオールの折込広告

2006-03-05 21:08:35 | トレンド
昨日、中日新聞の折り込みチラシの中に「ディオール」の新作バッグ「ガウチョ」の広告が入っていた。
全国紙などに同様の折込広告がされていたのか分からないが、これにはビックリした。
ちなみに名古屋の場合、地元紙中日新聞の力が強すぎて?全国紙に折り込まれるチラシ量は、情けないほど少ない。全国紙No.1の売上を誇る讀賣新聞の場合、折り込み広告が入らないのが普通となっている。それほど、中日新聞が圧倒的に強いのである。

土曜日の折込チラシといえば、分譲マンションや住替え物件などが殆ど。
今のシーズンは、自動車ディーラーの「決算チラシ」も目立つのだが、これらの折込チラシ量というのが、半端ではない。
新聞受けから取り出すのに一苦労・・・というくらいの量なのだ。
すなわち、新聞の厚さ以上の折込チラシが入っているのだ。
その中に、世界的なファッションブランド「ディオール」の新作バッグの広告が「折り込みチラシ」として入っていたのだ。
なんとも、場違いと言うか・・・違和感のある広告。

紙質は、ややざらつきのあるフリーペーパーのようなものなので、週中に折り込まれる同質の紙を使ったフリーペーパーと勘違いして、見過ごしそうになったほど。
ボリュームも、フリーペーパーくらいの頁がある。
しかし、その写真はさすがにファッションブランド。
今回のコレクションテーマ「Nuance of Nude」に合わせたもの。
圧巻?なのは、センター頁の写真だろう。
ファッション雑誌、特にVOGUEなどに掲載されるファッションブランドの広告や記事などでは、普通に見られる(?)スーパーモデルのNudeのショット。
もちろん、今回の新作バッグ「ガウチョ」も一緒だ。
このような写真が、堂々とのどかな土曜日の新聞折込広告に登場することは、前代未聞と言う気がする。

ディオールが、何故このような積極策ともいえる広告を打つ理由も分かるのだ。
日本人のブランド(この場合は、海外有名ファッションブランドに限定される)好きは、有名な話。
そして、ディオールだけではなくシャネルなどの海外有名ファッションブランドの全世界売上の半分以上は、日本によるものだ。
ただし、本来の洋服での売上は、極端に少ないと言われている。
日本人が買い求めるブランド品というのは、本来あるべき洋服ではなくバッグや化粧品と言ったアイティムが殆どなのだ。
特にバッグの売上は、全世界の8割を占めるといわれている。
ブランドを展開している側からすれば、洋服のほうが魅力的なはずなのだが、その売上と言う面でみれば、バッグなどに力を入れざるおえないという「痛し痒し」の状況なのだ。

それにしても・・・ディオールの大胆ともいえるこの広告。
どれだけの効果があったのだろうか?
ブランド品が似合わない私には、購入予定も当然ありませんが・・・。