2月下旬から咲き始めたキクバオウレン(菊葉黄蓮)が、今花盛りを迎えています。
今年は、花が咲いてからの降雪が少なかったので、
キクバオウレンの『氷花』をお目にかけることはできません・・・
昨年同様に、この屋敷林の下には今年も根雪がなくて早い春の到来でした。
でも、葉が根雪で守られることなく寒風にさらされて、茶色く枯れてしまった。
傾斜している上部の通路ぎわを寒風が吹き抜けるらしく、その辺りは一面茶色です。
茶色く枯れた葉の中にもキクバオウレンの花は咲いているけれど、なんとも悲しい姿…♪
こちらは傾斜の半分から下の部分です♪
この場所には、やがてイワウチワやショウジョウバカマが咲き、シュンランも咲いてきます。
それでは、毎年恒例の『雄花・両性花・雌花』の3タイプをご覧いただきましょう・・・
雄しべだけの《雄花》・・・一番多いのがこの雄花
雌しべと雄しべが両方付いてる《両性花》・・・庭では結構たくさん咲いている
雌しべだけの《雌花》・・・よく探さなければ見つからない案外珍しい花
もひとつオマケ、
1本の茎に両性花(左)と雄花(右)が咲いてる《両性花と雄花の同株》
庭の「キクバオウレン」が咲いてからしばらくして、
今度は神社の杉木立ちの下で「ウスギオウレン」が咲いてきます。
またその頃になったら、初蝶でも探しがてら神社へ出かけてみましょう。
鉢植えクリスマスローズの「初花」が開きました・・・
「糸ピコセミダブル」の種を採取して育ててきた株に、
初めての花が咲いたのですが、これが親株とは全く違う花でした。
お気に入りの花を増やしたくて種採取をするけれど、同じ花が咲かない!
まぁ、それはよくあることなのですが・・・
こちらが数年前に種採取をした親株、本日の撮影です♪
2月19日付の記事に登場させた、蕾がほころび始めた初花♪
こちらが、開花したその後の様子です♪
花の色は、
親と同じ白だけど、花びらの縁はピコティーにも糸ピコにもなってない!
花を持ち上げてみれば…♪
花の咲き方は、
中心にも花があるセミダブルではなくて、普通のシングル咲きだった!
でも、花の中心に赤いスポット(細かい点々)が入っていて、ちょっと可愛い~
…ということで、鉢植えで咲いた初花は白くて可愛いソバカス娘でした・・・
蜂などの昆虫によって受粉した種だったから、親とは全く違うこんな花が出たのか?
それとも数回行った植え替えの段階で、わたしがネームを挿し間違えちゃったのか?
いずれにしても、初花の開花はことのほか嬉しい~
地植えのクリスマスローズもちらほらと咲き始めてきました・・・
今日はお気に入りの3株だけご紹介です。
春らしい色ですねぇ~♪
この株は、もうかなりのご長寿さん♪
こんな色の蕾には、ドキッとさせられます♪
雪が少なかった今年は、クリスマスローズの葉もだいぶ寒風にやられてしまいました。
…なので、古葉だけではなくて柔らかな葉もほとんど切ることになってしまった・・・
花茎が伸びてきて開花し、新葉が広がるまではちょっと寂しい姿だけれど、
でもまぁ、花の少ないこの時期の庭にクリスマスローズの花の彩りは嬉しいです。