一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

桃2011

2011-04-03 15:12:51 | プライベート
昨年のきょう4月3日にアップした「桃」は、大反響だった。内容を見ると、1年前のいまごろは、庭の桃の木の花が満開だったことが分かる。それと比べると、今年のウチの花はまだ10ヶ前後しか開いてなく、さびしい。
もっとも今年は春が遅いため、開花も全国的に遅れているようだ。自宅最寄駅から2つ先にある大公園の桜も1分咲きで、これでは花見どころではない。
ただしウチの場合、花が少ない理由がもうひとつある。枝を切り過ぎたのだ。
あれは1月だったか2月だったか、テレビ東京系の「いい旅夢気分」で、ある桃農家の主人が「桃は剪定しないとダメですから」と言った。これを真に受けたオフクロが、翌日、桃の木の枝をバッサリ切ってしまったのだった。その量、ポリバケツ3杯分ぐらいあったろうか。こ、こんな太い幹まで切ったのか! というくらい、バッサリやってしまった。これから花が芽生えるところなのに、それはないだろう。両親の言い分は、「切ってもすぐ生えてくる」だったが、いまから新たな枝が生えても、花は咲かない。
素人はテレビに影響されて、すぐ感化されてしまう。「いい旅夢気分」の桃農家は、東北地方だったが、バックには雪が積もっていた。収録時期も考えると、東京とは1ヶ月半ほどのタイムラグがある。東京でいまから「剪定」するには、時期が遅すぎる。
そもそも私とオフクロでは、桃の育て方に方向性の違いがある。私は放任主義で、桜のようにすくすく天まで伸ばしたいタイプ。オフクロは上ではなく横に伸びるのを好む。こちらは梅タイプだ。しかし花は豪快に咲くのがいい。花も多いのがいい。
だからいままでも、枝が上に伸びると、すぐ先をチョン切られてきた。それでもここまで伸びたのに、こうもバッサリ切られては、こちらも落胆を抑えられない。
昨年は開花の量も多かったから、アブラムシも大量発生し、桃の手入れも大変だったことは分かる。しかし私もクスリを撒いたりして協力はしたし、なにより満開の花のきらびやかさ、華やかさには、人の疲れを癒す力がある。あの花を見て、両親もよろこんでいたのではなかったのか。これから花を咲かそうとしていたのに、無残に切られた枝を思うと、不憫でならない。
そんなことを考えていたら、4月1日未明は眠れなくなってしまった。夜はLPSA芝浦サロンで船戸陽子女流二段から指導対局を受けるというのに、何ということだ…。
いま桃の木をよく見ると、後続の花のつぼみもあまり見られない。今年の花見は、諦めざるを得ないようである。
コメント (6)
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