一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

九州旅行5・博多どんたく港まつり

2012-05-09 00:23:09 | 旅行記・G.W.編
「ミッキーマウスがやってきました!!」
おおっ、そうなのか!! 昨年もこの博多どんたくでミッキーマウスがパレードをしたが、今年も遊びに来てくれたのだ。なるほど、沿道の客が多いのは、彼らに会うためだったのだ。
1台目のクルマにはミッキーマウスと人間の女性、2台目はミニーマウスとプルート、3台目はデイジーダック、グーフィー、チップとデールが乗り、私たちに手を振る。先ほどは福岡親善大使が1台のクルマにまとまって乗っていたが、こちらはミッキーとミニーが別々のクルマで、観客の視線がバラけるよう、細かい配慮がなされていた。
世界一有名なキャラクターを目にして、私は大いに感激する。HKT48のときとは違い、私も夢中で、彼らの写真を撮った。
福岡市に初登場した2階建てのオープントップバスや花自動車が通る。花自動車はともかく、オープントップバスは、機会があれば乗ってみたいと思った。
続いて「どんたく花のマーチングパレード」に移る。幼・小・中学校の部、高等学校の部、昨年度入賞どんたく隊、大学・一般の部に分かれ、演舞を繰り広げる。
博多どんたくは見学無料。この日のために鍛えた彼らのパフォーマンスが、無料で鑑賞できるのは、ありがたいことである。
そのとき、自分の行動範囲が狭くなっていたことに気付いた。いままでの自分なら、少しでも長くどんたく隊を鑑賞するため、博多座方面に戻っては天神方面に歩く、を繰り返していた。
ところがいまは、彼らがやってくるまでその場で休んでいる。熱意が失せてきているのを感じる。
喉が渇いたので、沿道にあるセブンイレブンに入って、コーヒー牛乳とおにぎりを買う。以前は同じ沿道にロッテリアがあり、100円のロッテシェーキをすすりながらどんたく隊を鑑賞したものだ。
やはり同じ沿道にあるラーメン屋「一蘭」は、どんたく中でも客が行列を作っていたが、一蘭はこのたび、同所に自社ビルを建て、店も24時間営業。ますますたいへんなことになっていた。ラーメン屋も当たれば儲かる、という好例である。
時刻は午後5時を回った。プログラムはゲストバンド、他都市どんたく隊、若者委員会どんたく隊、一般どんたく隊と続く。観客も徐々に少なくなり、私もあっちへ行ったりこっちへ行ったりと、ようやくエンジンがかかってきた。
西南学院どんたく隊は、緑がイメージカラーのようだ。その色の服を着たチアリーダーがみなに笑顔を振りまいているが、その左右にアメフト部の男子がガッチリガードして、私たちに撮影のチャンスを与えない。
そのあとに来たRFCチアダンスチームはさすがに本職だけあって、ガードなし。これが哀しい男の性か、つい彼女らを追っかけてしまった。
最後に福岡オープントップバス、花自動車隊が再び登場し、これでパレードは終了。ちょうど陽も暮れ、このあとは各所で総おどりとなる。
私は毎年、明治通りの中洲・川端地区で迎える。福岡親善大使、ミス福岡はお祭り本舞台におり、美人大好きの私は、お祭り本舞台に行きそうなものだが、そちらで総おどりを観たのは、いままで1回しかない。中洲川端の、こじんまりした雰囲気が好きなのである。
6時40分、各どんたく隊が輪になり、そこに一般客も混じって、総おどりに入る。司会進行はおなじみ、RKB毎日放送の茅野正昌(かやの・まさよし)氏である。氏によると、今回の博多どんたくの人出は、2日間で210万人もいたそうだ。
まずは「博多どんたく(節)」から、総おどり開始。私も踊りたいところだが、ヨソ者がひとり混じってもむなしい。外から眺めるだけである。続けて「博多かっちり節」を踊る。しかしやっぱり私は踊らない。気分だけ「博多っ子」になる。
それが終わると、博多観光大使と、ミス福岡の紹介がされた。といってもそれは「放送」だけで、前述のとおり彼女らは、お祭り本舞台にいる。
しかしそれを聞いて、彼女らをいま一度拝みたくなった。中洲川端地区からお祭り本舞台までは距離があり、かなり迷ったが、私は移動することにした。
天神拠点の前を通るとき、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスと東北楽天イーグルスの途中経過が報告された。これも毎年の恒例である。今年はソフトバンクが3点負けている、とのこと。私はソフトバンクは大嫌いだが、ホークスは好きである。
ついにお祭り本舞台に入る。ここは敷地が広いから、踊りの輪も大きい。福岡親善大使とミス福岡は前方のステージの上。ここからは遠すぎて、よく見えない。しかしそれでも私は、満足だった。
最後に再び「博多かっちり節」を踊り、名残惜しいが、総おどりは終了。続けて「祝いめでた」「手一本」で締めとなる。「手一本」は手を1回だけ叩くのではなく、「ポンポン、ポンポン、ポンポン、ポン!」という変則的なもの。これを滞りなくできるのが、真の博多っ子なのだろう。私はできず、化けの皮が剥がれた。
7時20分、これですべてのスケジュールが終了した。しかし一部のカメラマンの要望で、福岡親善大使、ミス福岡計6人揃いぶみの、撮影タイムが設けられた。さすが博多どんたく、観客の気持ちをよく分かっていらっしゃる。
私も前方に進み、彼女らを撮る。いずれも美人だが、この中に室谷由紀女流初段や山口恵梨子女流初段が入ってもちっともおかしくない。そうだ、室谷由紀ちゃんや山口恵梨子ちゃんも、どこかのミスコンテストに出場すればいいのだ。それで入賞すれば、女流タイトル獲得と同程度のハクが付く。
今年の博多どんたくも楽しかった。私は大いに満足して、天神駅方面に向かう。
天神界隈は休日の前夜ということもあり、大いに賑わっていた。東京でいえば、池袋という感じか。今夜は「ネットカフェポパイ」で一夜を明かす予定だが、事前の調べでは、ナイトパックの最長が「10時間」しかないのが痛い。いまの時間だと、12時間ほしい。まあ、それは後の話だ。
一杯飲みたいところだが、私は下戸なので、食事処を探す。
昨年入った天丼チェーン店「てんや」が、12月に閉店していた。東京ではかなり流行っているのだが、天神の水は合わなかったようだ。
ちょっと目立たない路地で営業している中華料理屋に入る。とんこつラーメンと半チャーハン、餃子3つのセットで650円は安い。ほかに客がいないのが不思議だ。
出された料理も美味。腹もくちて店を出るときは、2人組と7人組の客が入っていた。
天神駅前に戻る。と、いくつもの露店に並んで、占いが店を開いていた。占い師は男性と女性のふたりだ。7つ項目があって、「1つ500円」と安い。おばちゃんのほうが手空きだったので、私は占ってもらうことにした。
「この、恋愛運というやつを占ってください。私は46歳、独身です」。
(つづく)
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