一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2011年度・コメント大賞

2012-05-19 01:57:30 | 将棋雑記
当ブログの2011年4月1日から2012年3月31日までのエントリに対して、69名、710のコメントをいただいた。
きょうはそれらの中で、印象に残ったコメントを挙げる。便宜上、「大賞」と「入賞」としたが、あまり意味はない。

・大賞
8月26日エントリ『沖縄旅行延長戦・運命の一日(後編)』
8月27日コメント・セサミン「われ泣き濡れて」
『船戸より 見ゆる島井は ひとのもの
われ泣き濡れて 駒とたわむる セサミン石川
船に揺られ離島巡りをする男、舳先から見える美しい島、そこには清らかな水の湧く井戸がある。両手で水をすくい喉の渇きを癒したいが、それは他人のもの、手を触れる事さえ許されない。
無聊を慰めるため、友と将棋をするが寄せが甘く詰みを逃してばかり。そんな悲しい男の歌。』
ブログ本文は、那覇空港を舞台に、船戸陽子女流二段の結婚を知るまでの、運命の一日を描いたもの。
このコメントは、悲嘆にくれる一ファンの想いを、船戸女流二段と島井女流二段の名字を巧みに入れて、息苦しいまでに美しく描いている。いままでいただいたコメントの中で、ピカ一である。

・入賞
4月18日エントリ『女流棋士読み書き問題』
4月19日コメント・不透明人間「Unknown」
『「里見香奈」は、見なければ香里奈 m(_ _;)mゴメン!!』
返信にも書いたが、座布団を何十枚もあげたくなるような、キレのあるコメント。

9月17日エントリ『「PJ(ピーチ・ジョン)・2011年秋号」を買う』
9月17日コメント・さわやか風太郎「後悔のないよう」
『かの宮本武蔵も。「われことにおいて後悔せずと願う」。
五輪の書に読み耽っていた中学生のときはこの詩を諳んじていた。
今も店頭に並んでいると思うが、どうも会社経営の心得帳のような解説が付いていて興醒めである。
現代文に直してくれるだけで十分だ。』
ブログ本文には、これからの人生、悔いのないように生きる、と書いた。
このコメントはそれに呼応したもの。いまはピンと来ないが、一読した当時は、ずいぶん感心した覚えがある。

3月18日エントリ『我が誕生日に思うこと』
3月18日コメント・中沢「Happy Birthday」
『今日偶然、久しぶりにPCの中のメールの整理をしていた時
何となく前回いただいたメールを通してこのブログを開けました。

まあ、なんと今日は偶然にもお誕生日だったんですね。
おめでとうございます。私も毎日色々バタバタ過ごしていて
日々愚痴が絶えませんが(苦笑)、元気で毎日すごせるのは素敵な事です。

まだまだそちらは寒いかと思いますがお体には気をつけて
楽しい一年になるように願ってます。』
中沢(中澤)さんは、私が新卒で入った会社の同僚である。彼女は私がいままで出会った女性の中で最も美しく、そして今後の人生でも、彼女より美しい女性に出会うとは思われない。武田久美子似の彼女は、そのくらい綺麗だった。
当時私は彼女に、ミスコンテストに出るよう何度も勧めたが、結局彼女は出場しなかった。もし出場していれば入賞確実、芸能界に入っていたと信じて疑わないが、こればかりは本人の意向だからしようがない。人の運命とはそんなものである。
いまをさること20年前、その会社の有志で、ガーラ湯沢にスキーをしに行った。その帰りに越後湯沢駅前でへぎそばを食べたのだが、今年1月に越後湯沢を久しぶりに訪れた際、そのときのことが強烈に思い出されて、私は数年ぶりに、彼女にメールを送ったのだった。
メールアドレスは奇跡的に「生きて」いた。返事が来たときは信じられず、自分がフィクションの世界にいるかと思った。
彼女はとても元気そうで、メール上ではあったが、私たちは旧交を温めた。
彼女はいま、外国暮らし。もし帰国することがあったら、ゼヒ飲みに行きたいものだ。
コメント (2)
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