一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

九州旅行10・終わり良ければすべて良し

2012-05-14 00:47:32 | 旅行記・G.W.編
私が、はい、と応えて雑談が始まった。屋久島や九州新幹線などについて、話が弾む。屋久島は世界遺産に登録されてから観光客が増え、自然が破壊されつつあるという。私だって時間が許せば一度は訪れてみたいから、いやまあ、それほど訪れたくもないが、とにかくむずかしい問題である。
また九州新幹線が全通してからは、博多から出張で来た人が、日帰りするようになってしまったらしい。
東海道新幹線が開通したとき、大阪へ出張した人が東京に日帰りするケースが頻発したらしいが、数十年の時を経て、同じ事態がここ鹿児島でも起こったのだ。
おばちゃんは、白ごはんをサービスしてくれた。九州の女性は旅人に優しいのだ。それにしても今回の旅行では、おばちゃんとよく世間話をした。なんだか、どこに行っても女性ばかりだった気がする。九州の女性は働き者なのである。
チャンポンは野菜や海鮮がふんだんに入り、美味かった。スープを最後の一滴まで飲み干して、乳酸菌飲料を飲んで、アメがついて650円。これもお値打ちだった。今回の旅行では、食事代が最高でも1,030円だったが、どれも安くて美味かった。
そういえば、この店は何という名前なのか。店を出るとき看板を見ると、「山ちゃんらーめん」と書かれていた。また来たいと思う。
鹿児島は天文館に寄りたかったが、事前の計画に不備があり、今回は時間が取れなかった。これも次回のお楽しみとしたい。
私は空港行きの最終便に乗る。これが最後の「SUN Qパス」利用である。
19時40分、バスは鹿児島空港国内線ターミナルに到着した。早速チェックインをする。席は「15B」だった。3人席の中央だが、満席に近いので、この配置はやむを得ない。
発車10分前、飛行機に搭乗する。これはソラシドエアとの共同運航便だった。
15の席に向かうと、A席に女性が先着していた。これは珍しいことで、飛行機では女性と男性のひとり客は、極力隣り同士にしないと思う。
ちょっとニヤケながら席に座るが、オーディオ機能がないのには参った。これはソラシドエア所有の飛行機なのだった。ソラシドエアは大手航空会社より価格が安いので、機内の設備を簡略化するのはやむを得ない。
しかしANAで予約した者は、それなりの料金を払っている。料金は大手、機内設備は新参会社では、合点がいかない。ANAが機内販売で何を売っているか、それも確認したかった。
私が膨れている間にも、続々と客が乗ってくる。と、私の右に、モデル風の女性が座った。
右も? 左右両方、女性!? 私が個人旅行で初めて飛行機に乗ったのは何年だったか。もう20年は経っているはずだが、左右に女性が座ったのは初めてである。
こうやってヒトを喜ばせといて、女性が突然席を変わることはあるまいな、と警戒する。もちろん、そんなことはなかった。私がこの席になったのも、あの時間にチェックインしたからで、それも元をただせば、朝のバスに乗り遅れたからである。やっぱり遅れてよかったのか。
関東地方は空が荒れているということだったが、飛行機はほぼ定刻に出発した。この便のスッチーは3人。ひとりは島井咲緒里女流二段と本田小百合女流二段を足して2で割り、15センチ背を高くした感じ、もうひとりは村田智穂女流二段似、そしてもうひとりは、筋のいい上田初美女王という感じだった。
なんだかんだいっても中身の濃い4日半で、さすがに疲れたが、左右に女性がいるせいか、緊張して眠れない。
両手に花。女流棋士でいえば、中井広恵と石橋幸緒に挟まれた感じか。
いやそれはキツイな。中倉彰子と宏美姉妹か。
いやそれもちょっと…。やはり室谷由紀ちゃんと山口恵梨子ちゃんであろう。
まあ現実的には、左の女性がキャリアウーマン風の鈴木砂羽、右の女性がツンデレ風の吉木りさか三津谷葉子、というイメージだった。
それでも時間が経つにつれ穏やかな気分になって、私は目をつぶった。いろいろあったが、終わり良ければすべて良し、だ。今回も楽しい旅行だった。東京までは、あと少しである。
(おわり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする