一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

5月のジョナ研(前編)

2013-05-13 00:52:33 | ジョナ研
10日(金)は、ジョナ研があった。これはゴールデンウイーク前から決まっていた日程である。
耳鼻科に寄っていたため、駒込ジョナサンに向かうのが遅れる。雨がパラパラ降り始めたので、いったん家に戻り、宮崎で買った折り畳み傘を開く。ジョナサンには午後7時23分の入り。先客はKun氏とHon氏だった。
「九州旅行はどうでしたか?」
が挨拶代わりだ。「楽しかったですよ」と答えておくが、むかしほど楽しめなくなった。
きょうはほかにTod氏とFuj氏が来る予定だったが、Tod氏は都合により欠席。彼のLPSA芝浦サロンでの将棋を見たかっただけに、残念である。
さんざん迷って、セットメニューを頼む。私は基本的にオーダーを決めるのが早いが、ここジョナサンではけっこう迷う(楽しむ)。
まずは軽く将棋談議。Kun氏の情報によると、あす(11日)から2日間、日比谷公園で「みどりとふれあうフェスティバル」があり、11日は植山悦行七段、12日は大野八一雄七段が指導対局を行うという。
しかし11日は雨の予報である。雨男の植山七段が屋外で将棋イベントに出たらダメだ。雨が降るに決まっている。
食事が運ばれてきた。いつもかわいいSatomiさんが、「ごゆっくりどうぞ」という。しかし私たちは、本当にゆっくりしてしまうから始末が悪い。
先日の矢内理絵子女流四段との指導将棋と、世田谷花みず木将棋オープン戦の話が出る。私は思ったほど感慨はなかったのだが、例えば矢内女流四段との将棋は、周りはけっこう羨ましく思ったようである。
7時43分、Fuj氏が来た。
彼からいくつかの業務連絡があり、今年の春の将棋合宿は、各自のスケジュールが合わず、見送りとなったらしい。あればあるで大変だが、なくなったらなくなったで、寂しいものがある。少人数でも有志でやる手はあるが、ヘタに主催者になると面倒なので、そこまで食い下がらない。
秋はやるらしいがそこはそれ、私が参加するかどうかは分からない。
先日、竜王戦6組の昇級者決定戦の組み合わせが発表されたが、注目の植山七段は田丸昇九段と対局となった。その対局日が6月5日(水)だという。Fuj氏は何でも知っている。
当日、私たちはどうしようか…。
もうひとつ、Fuj氏が、大野教室での生徒数の推移を、折れ線グラフにして持参してきた。どうも私が所望したらしいのだが、それに忠実に応えるアタリが、Fuj氏のFuj氏たるゆえんである。
大野教室は最近、子供教室の人数が増えてきた。手堅く増加しているのは大野七段の真摯な指導の賜物だが、W氏やFuj氏など、優秀なブレーンの存在も忘れてはなるまい。
「社団戦」や「LPSA将棋パーク」の話も出る。Kun氏は、「(社団戦の)1年は早いね」という。が、私にはあまり関係のない話だ。
8時半、頃はよしとKun氏が盤駒を出す。Hon氏との対局となった。やはりジョナ研はこうでなければならない。Hon氏の先手で、▲7六歩~~▲5七銀~▲6七金~▲7八飛。相変わらず「変態」である。
と、そこへKaz氏が来た。毎日多忙のKaz氏だが、時間が空いたので、ジョナ研に来たという。ジョナ研に予約は不要だから、いつ来てもいいし、いつ帰ってもいい。きょうはこの5人で終わりそうだ。
ではここで、席の配置を記しておこう。

   Kaz Fuj Kun

      一公 Hon
       壁

Hon氏▲4五歩に、Kun氏は反撃の△4二飛。△4四歩▲同歩△同銀にHon氏は強く▲4五歩だが、△同銀▲同桂△同飛の結果は、先手が歩切れになっておもしろくなかった。
「こんなのがあったんですよ」
とFuj氏が書籍を出す。将棋ペンクラブ幹事でもある、すぐり氏著「(東武)東上線各駅短編集」であった。
これをFuj氏は関西の大型書店で見つけたという。決して発行部数の多くない同書が関西にあるとは、それだけで同書が全国区であることの証左だ。私も購入すべきだろうが、本屋に行く気力がない。
Fuj氏が棋譜用紙を取り出す。自分の将棋を見てもらいたくてウズウズしている。勘弁してもらいたいと思う。
しかしKaz氏が相手ならいいだろうと、私とFuj氏が場所を入れ替わり、2つめの盤駒を出す。
題材は、きのうから行われている名人戦七番勝負第3局であった。
(つづく)
コメント (5)
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