きのうはD東建託から電話があったらしい。昨年末、あれだけとっちめたのに、今年になって2度目の営業電話である。ちっとも懲りてない。
今年はほかに、S和コーポレーションの営業もあった。いずれにしても、D東建託のしつこさが目立つ。もう10年以上である。私もノイローゼ寸前だが、警察に訴えるわけにもいかない。でも最後までがんばろうと思う。
きのうはほかに、中学生が鯉を惨殺したニュース。高校生もワルだが、中学生もワル、は私の認識である。今回のこいつらは人間のクズだ。早々に補導して、鯉にしたことと同じことをしてやればいい。
(きのうのつづき)
ママさんは元気そうである。ママさんの対応によっては早々に辞去することも考えたのだが、「まあ知覧茶でも」と、お茶と和菓子を出してくれ、また長居することになってしまった。
話題はまず、新築なった枕崎駅舎である。最近建てられたらしく、4月28日に鹿児島中央駅長らを招いて盛大な式典が行われたという。費用は全額地元の負担。もちろん寄付もあるのだろうが、JRに頼らないとは立派である。
外観の焦げ茶は、かつお節をいぶした時の色をイメージしたものだという。なるほど。これは全国に自慢できる駅舎ができた。ますます枕崎が繁栄することを祈る。
昨年「歩揺(ほよう)」に訪れたときは、ママさんに「立派になって」と言われたが、これは私の恰幅がよくなったことを暗に示すものであった。
だから今年は自分から、「ブクブク太ったうえにハゲてしまって…」と、自分から吐露した。
私はここ1、2年の近況をまとめて話す。その内容が後ろ向きなことばかりで、話しながら自己嫌悪に陥る。対してママさんは、定期的に企画を作り、売り上げを伸ばす努力をしている。
「人間考え方が大事。駅舎がなくなって、スーパータイヨーもあっちに行っちゃって、お客も少なくなったけど、いまは駅舎も目の前に出来て、客足も回復してきた。がんばらなくちゃ」
と、明るく話す。同じ人間なのに、どうしてこうも生き方のベクトルが違うのだろう。
気が付けば40分近くいたようである。できれば何か買っていきたいが、ブティックでは私に合うものはない。いつもすみません、と御礼を述べて、私は近くの郵便局に向かった。「枕崎住吉郵便局」502円。これが今旅行最後の貯金である。
帰りがけに再び「歩揺」に寄り、来年の再訪を約束して、14時35分、私は加世田行きのバスに乗った。
加世田バスターミナル着15時16分。砂の祭典会場へのバスは15時43分である。加世田の近くに「一公」という名のラーメン屋があるはずだが、時間が中途半端で、行けない。
おっ、と思う。構内には鹿児島交通時代の蒸気機関車が静態保存されているのだが、その塗装が綺麗に塗り直され、面目を一新していた。隣の貨車もそうである。
私はうれしくなって、写真を撮った。
もうひとつ、加世田といえば、近くにあるスーパー「ニシムタ」である。私は入店すると、美山名水の缶コーヒーを調達する。これも毎年の定跡だ。「微糖珈琲」29円、「炭焼珈琲」29円、「カフェオレ」36円と、計3本買って94円は、涙の出るような安さであった。
「砂の祭典会場」、15時57分着。祭典はきょうからで、12日まで行われる。私は小走りで会場に入ると、テントのある方へ向かう。恒例のビンゴゲームがあるからで、午後の部は例年4時からなのだ。
テント下のメインステージに着いたときは4時を過ぎていたが、ビンゴカードは販売中で、ギリギリセーフだった。2枚買う。
司会進行は、九州在住のお笑い芸人。ビンゴゲームの司会者はいつも決まったオジサンだったのだが、担当が変わったのだろうか。
4時15分からビンゴ開始。今回の賞品の目玉は5,000円相当の食事券らしいが、以前は15万円相当のネックレスや、高級自転車があった。きょうは平日ということもあるかもしれないが、ちょっと賞品がチャチだ。
次々と番号が上がっていくが、私のそれはあまり開かない。やがてひとりめのビンゴが出た。といっても、一番ビンゴがいちばんいい賞品を獲るのではなく、抽選箱から番号を引き、その数字にあった賞品をもらえるのである。
ひとりめのビンゴ者は何をもらったか、記憶にない。
その後もビンゴは進行するが、私は絶不調。ようやくリーチがかかったときは、50人すべてのビンゴ者が出ていた。
さて、いよいよ砂像の鑑賞である。砂の祭典は毎年テーマが決まっているが、今年は昆虫とか動物とか、そんなものらしい。
砂像はココアパウダーのようになめらかだが、色合いは雪まつりに軍配が上がる。よって、よほど砂像に魅力がないと、イベント自体が成り立たない。
今回は巨大化された昆虫が散見される。巧妙に造ってあるとは思うが、感動には乏しい。
グルメ通りに行くと、激安の弁当が売られている。食指が動くが、もう少し経てば、もっと安くなりそうな気がする。
ところできょうから6日までの午後7時45分から15分間、「音と光のファンタジー」が行われる。
例年はその時間、吹上浜ユースホステルに向かっているので、このイベントは観られなかった。
その吹上浜YHはこの時期になると、神戸からヘルパーさん一家が来ていて、私はその方々とお話をするのが楽しみだったのだが、昨年YHにお邪魔したところ、ヘルパーさんは地元の仕事に専念することになった、とのことだった。
よって今年は、吹上浜YHには宿泊せず、再び鹿児島に泊まる予定であった。つまりハナから、光のイベントを観る予定だったのである。しかし…。
いまは5時15分。出店している農業高校で、天然の缶ジュースを買い、それを飲みながら考える。
いまから光のイベントまで、2時間半待ちである。そしてイベント終了後の鹿児島中央行き直行バスは、21時10分(最終)である。砂の祭典の閉館が午後9時だから、鹿児島行きの客を総ざらいするわけだが、私はそのために、さらに1時間以上も待たねばならない。
たった15分のイベントのために、都合3時間半待ち。冷静に考えると、けっこうなロスである。夕方の鹿児島行き直行バスはいまから15分後、17時30分がある。ほかにも路線はあるが、簡単にいうと、いまの私には、このバスと21時10分発の最終便しか、選択肢が残されていないのだった。
このまま会場に残ってイベントを見るか、予定を変更して早めに鹿児島に向かうか。どっちにする?
(つづく)
今年はほかに、S和コーポレーションの営業もあった。いずれにしても、D東建託のしつこさが目立つ。もう10年以上である。私もノイローゼ寸前だが、警察に訴えるわけにもいかない。でも最後までがんばろうと思う。
きのうはほかに、中学生が鯉を惨殺したニュース。高校生もワルだが、中学生もワル、は私の認識である。今回のこいつらは人間のクズだ。早々に補導して、鯉にしたことと同じことをしてやればいい。
(きのうのつづき)
ママさんは元気そうである。ママさんの対応によっては早々に辞去することも考えたのだが、「まあ知覧茶でも」と、お茶と和菓子を出してくれ、また長居することになってしまった。
話題はまず、新築なった枕崎駅舎である。最近建てられたらしく、4月28日に鹿児島中央駅長らを招いて盛大な式典が行われたという。費用は全額地元の負担。もちろん寄付もあるのだろうが、JRに頼らないとは立派である。
外観の焦げ茶は、かつお節をいぶした時の色をイメージしたものだという。なるほど。これは全国に自慢できる駅舎ができた。ますます枕崎が繁栄することを祈る。
昨年「歩揺(ほよう)」に訪れたときは、ママさんに「立派になって」と言われたが、これは私の恰幅がよくなったことを暗に示すものであった。
だから今年は自分から、「ブクブク太ったうえにハゲてしまって…」と、自分から吐露した。
私はここ1、2年の近況をまとめて話す。その内容が後ろ向きなことばかりで、話しながら自己嫌悪に陥る。対してママさんは、定期的に企画を作り、売り上げを伸ばす努力をしている。
「人間考え方が大事。駅舎がなくなって、スーパータイヨーもあっちに行っちゃって、お客も少なくなったけど、いまは駅舎も目の前に出来て、客足も回復してきた。がんばらなくちゃ」
と、明るく話す。同じ人間なのに、どうしてこうも生き方のベクトルが違うのだろう。
気が付けば40分近くいたようである。できれば何か買っていきたいが、ブティックでは私に合うものはない。いつもすみません、と御礼を述べて、私は近くの郵便局に向かった。「枕崎住吉郵便局」502円。これが今旅行最後の貯金である。
帰りがけに再び「歩揺」に寄り、来年の再訪を約束して、14時35分、私は加世田行きのバスに乗った。
加世田バスターミナル着15時16分。砂の祭典会場へのバスは15時43分である。加世田の近くに「一公」という名のラーメン屋があるはずだが、時間が中途半端で、行けない。
おっ、と思う。構内には鹿児島交通時代の蒸気機関車が静態保存されているのだが、その塗装が綺麗に塗り直され、面目を一新していた。隣の貨車もそうである。
私はうれしくなって、写真を撮った。
もうひとつ、加世田といえば、近くにあるスーパー「ニシムタ」である。私は入店すると、美山名水の缶コーヒーを調達する。これも毎年の定跡だ。「微糖珈琲」29円、「炭焼珈琲」29円、「カフェオレ」36円と、計3本買って94円は、涙の出るような安さであった。
「砂の祭典会場」、15時57分着。祭典はきょうからで、12日まで行われる。私は小走りで会場に入ると、テントのある方へ向かう。恒例のビンゴゲームがあるからで、午後の部は例年4時からなのだ。
テント下のメインステージに着いたときは4時を過ぎていたが、ビンゴカードは販売中で、ギリギリセーフだった。2枚買う。
司会進行は、九州在住のお笑い芸人。ビンゴゲームの司会者はいつも決まったオジサンだったのだが、担当が変わったのだろうか。
4時15分からビンゴ開始。今回の賞品の目玉は5,000円相当の食事券らしいが、以前は15万円相当のネックレスや、高級自転車があった。きょうは平日ということもあるかもしれないが、ちょっと賞品がチャチだ。
次々と番号が上がっていくが、私のそれはあまり開かない。やがてひとりめのビンゴが出た。といっても、一番ビンゴがいちばんいい賞品を獲るのではなく、抽選箱から番号を引き、その数字にあった賞品をもらえるのである。
ひとりめのビンゴ者は何をもらったか、記憶にない。
その後もビンゴは進行するが、私は絶不調。ようやくリーチがかかったときは、50人すべてのビンゴ者が出ていた。
さて、いよいよ砂像の鑑賞である。砂の祭典は毎年テーマが決まっているが、今年は昆虫とか動物とか、そんなものらしい。
砂像はココアパウダーのようになめらかだが、色合いは雪まつりに軍配が上がる。よって、よほど砂像に魅力がないと、イベント自体が成り立たない。
今回は巨大化された昆虫が散見される。巧妙に造ってあるとは思うが、感動には乏しい。
グルメ通りに行くと、激安の弁当が売られている。食指が動くが、もう少し経てば、もっと安くなりそうな気がする。
ところできょうから6日までの午後7時45分から15分間、「音と光のファンタジー」が行われる。
例年はその時間、吹上浜ユースホステルに向かっているので、このイベントは観られなかった。
その吹上浜YHはこの時期になると、神戸からヘルパーさん一家が来ていて、私はその方々とお話をするのが楽しみだったのだが、昨年YHにお邪魔したところ、ヘルパーさんは地元の仕事に専念することになった、とのことだった。
よって今年は、吹上浜YHには宿泊せず、再び鹿児島に泊まる予定であった。つまりハナから、光のイベントを観る予定だったのである。しかし…。
いまは5時15分。出店している農業高校で、天然の缶ジュースを買い、それを飲みながら考える。
いまから光のイベントまで、2時間半待ちである。そしてイベント終了後の鹿児島中央行き直行バスは、21時10分(最終)である。砂の祭典の閉館が午後9時だから、鹿児島行きの客を総ざらいするわけだが、私はそのために、さらに1時間以上も待たねばならない。
たった15分のイベントのために、都合3時間半待ち。冷静に考えると、けっこうなロスである。夕方の鹿児島行き直行バスはいまから15分後、17時30分がある。ほかにも路線はあるが、簡単にいうと、いまの私には、このバスと21時10分発の最終便しか、選択肢が残されていないのだった。
このまま会場に残ってイベントを見るか、予定を変更して早めに鹿児島に向かうか。どっちにする?
(つづく)