先月、「将棋ペン倶楽部 2017年・春 第67号」が送られてきた。今日はその紹介をする。
●表紙 小川敦子デザイン
今号からデザイナーが変わった。色も4色刷りになり、カラフルになった。
●新春対談「これからの将棋界」ゲスト・鈴木大介九段 司会・木村晋介将棋ペンクラブ会長…P3~P16
自身の半生、若手棋士、将棋ソフト、将棋マンガについて快活に述べる。
●リレーエッセイ第1回 1月5日のこと 観戦記者・後藤元気…P17~P21
1月5日、所司和晴七段の身に降りかかった災難について記す。
●将棋の発想起源1 湯川博士…P22~P33
おそろしく読み応えがある。これは棋士に読んでもらいたい。
●将棋川柳 ゲノゲのきたろう…P34
川柳6本を掲載。
●将棋狂の詩3・詰将棋でリベンジ 美馬和夫…P35~P45
アマ大会で詰み逃しをした将棋を振り返る。さらに自作詰将棋の公開をする。どちらもおもしろく読めるが、若干、的が絞り切れていない感じ。
●元日の観戦記2017 大沢一公…P46~P48
2013年に当ブログにアップした「元日の観戦記」の2017年版。今年は、思わず瞠目する観戦記が1本あった。
なおこの機会に、一部訂正をしておく。
P48下段…「棋王戦の掲載紙は図書館に置いてなかったが、棋王戦は対局から観戦記掲載までのタイムラグが長いので、恐らく賀詞はなかったと思われる」
→「棋王戦の掲載紙は図書館に置いてなかったが、棋王戦は掲載紙が多く、観戦記の掲載がズレることもあるので、恐らく賀詞はなかったと思われる」
P48下段…「スポーツ報知は」→「スポーツ報知の女流名人戦は」
●本朝小将棋作物事始(2)北村憲一…P49~P56
「作物」とは詰将棋のこと。
●〔小説〕星崎くんからのハガキ 曽我部敦史…P57~P66
主人公の「私」はハガキ将棋(郵便将棋)を趣味にしている。現在は5人と対局中で、その中の一人に「星崎」くんがいた。彼とは3年以上ハガキ将棋を続けたが、ある年の夏、彼からパッタリ返信が来なくなる。夏の終わり、彼からやっと返信がきたのだが…。
何となく展開は読めるが、曽我部氏らしい幻想的な心温まる作品。
●〔小説〕岡っ引き平七・雪の余話 水野保…P67~P77
平七は岡っ引き。二ツ年上の女房・お香代がいる。お香代は夕方から小料理屋で働いている。
ある雪の晩、平七の家に賊が入って…。
なかなかの歴史絵巻で、フィクションかノンフィクションか分からない作品。
●「昭和の大棋士にして、平成の大会長」に感謝(追悼・二上達也九段)林慎…P78~P85
林氏久々の投稿。林節は健在であった。
●将棋道場日誌4 手島武雄…P86
盲人用の将棋駒について記す。
●山形県天童市に一人旅 榊原智…P87~P88
天童1泊2日の旅を1ページにギュッと凝縮する。
●将棋書籍リスト…P90~P93
2016年4月から2017年2月まで発行された書籍を掲載している。
●将棋ペンクラブ大賞歴代受賞者一覧…P94~P103
●会員の声―振替用紙通信欄より…P104~P105
●オレたち将棋んゾンビ19 バトルロイヤル風間…P106~P107
「週刊将棋」掲載用のボツネタを掲載する。
●編集日誌 湯川博士…P110
今号は本文110ページとボリュームがあった。新連載と小説がそれぞれ2本あり、ほかにも読み応えのあるエッセイが多かった。毎号こんなペースなら、小冊子号も冊子号に昇格するかもしれない。
ただ、今号は印字の濃度が薄い気がした。私の老眼が進んだのだろうか。
将棋ペンクラブは会員を募集しています。年会費3,500円。入金確認後、年頭からの会報(雑誌2回、冊子2回)をお送りします。
郵便振替00270-9-45693 将棋ペンクラブ まで
●表紙 小川敦子デザイン
今号からデザイナーが変わった。色も4色刷りになり、カラフルになった。
●新春対談「これからの将棋界」ゲスト・鈴木大介九段 司会・木村晋介将棋ペンクラブ会長…P3~P16
自身の半生、若手棋士、将棋ソフト、将棋マンガについて快活に述べる。
●リレーエッセイ第1回 1月5日のこと 観戦記者・後藤元気…P17~P21
1月5日、所司和晴七段の身に降りかかった災難について記す。
●将棋の発想起源1 湯川博士…P22~P33
おそろしく読み応えがある。これは棋士に読んでもらいたい。
●将棋川柳 ゲノゲのきたろう…P34
川柳6本を掲載。
●将棋狂の詩3・詰将棋でリベンジ 美馬和夫…P35~P45
アマ大会で詰み逃しをした将棋を振り返る。さらに自作詰将棋の公開をする。どちらもおもしろく読めるが、若干、的が絞り切れていない感じ。
●元日の観戦記2017 大沢一公…P46~P48
2013年に当ブログにアップした「元日の観戦記」の2017年版。今年は、思わず瞠目する観戦記が1本あった。
なおこの機会に、一部訂正をしておく。
P48下段…「棋王戦の掲載紙は図書館に置いてなかったが、棋王戦は対局から観戦記掲載までのタイムラグが長いので、恐らく賀詞はなかったと思われる」
→「棋王戦の掲載紙は図書館に置いてなかったが、棋王戦は掲載紙が多く、観戦記の掲載がズレることもあるので、恐らく賀詞はなかったと思われる」
P48下段…「スポーツ報知は」→「スポーツ報知の女流名人戦は」
●本朝小将棋作物事始(2)北村憲一…P49~P56
「作物」とは詰将棋のこと。
●〔小説〕星崎くんからのハガキ 曽我部敦史…P57~P66
主人公の「私」はハガキ将棋(郵便将棋)を趣味にしている。現在は5人と対局中で、その中の一人に「星崎」くんがいた。彼とは3年以上ハガキ将棋を続けたが、ある年の夏、彼からパッタリ返信が来なくなる。夏の終わり、彼からやっと返信がきたのだが…。
何となく展開は読めるが、曽我部氏らしい幻想的な心温まる作品。
●〔小説〕岡っ引き平七・雪の余話 水野保…P67~P77
平七は岡っ引き。二ツ年上の女房・お香代がいる。お香代は夕方から小料理屋で働いている。
ある雪の晩、平七の家に賊が入って…。
なかなかの歴史絵巻で、フィクションかノンフィクションか分からない作品。
●「昭和の大棋士にして、平成の大会長」に感謝(追悼・二上達也九段)林慎…P78~P85
林氏久々の投稿。林節は健在であった。
●将棋道場日誌4 手島武雄…P86
盲人用の将棋駒について記す。
●山形県天童市に一人旅 榊原智…P87~P88
天童1泊2日の旅を1ページにギュッと凝縮する。
●将棋書籍リスト…P90~P93
2016年4月から2017年2月まで発行された書籍を掲載している。
●将棋ペンクラブ大賞歴代受賞者一覧…P94~P103
●会員の声―振替用紙通信欄より…P104~P105
●オレたち将棋んゾンビ19 バトルロイヤル風間…P106~P107
「週刊将棋」掲載用のボツネタを掲載する。
●編集日誌 湯川博士…P110
今号は本文110ページとボリュームがあった。新連載と小説がそれぞれ2本あり、ほかにも読み応えのあるエッセイが多かった。毎号こんなペースなら、小冊子号も冊子号に昇格するかもしれない。
ただ、今号は印字の濃度が薄い気がした。私の老眼が進んだのだろうか。
将棋ペンクラブは会員を募集しています。年会費3,500円。入金確認後、年頭からの会報(雑誌2回、冊子2回)をお送りします。
郵便振替00270-9-45693 将棋ペンクラブ まで