一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

平成最終日のイベント(前編)

2019-05-19 00:08:37 | 将棋イベント
平成最後の日、平成31年4月30日(火・休)は、「第八回 シモキタ名人戦」があった。
今回も例年と同じプログラムが用意されているが、私の目当ては13時30分からの「森内九段が聞く バックギャモンが教えてくれたこと」で、バックギャモンプレイヤーの矢澤亜希子さんと、森内九段のトークショーがある。あの無口な森内九段にホスト役ができるのか、興味があった。
さらに15時30分からは「窪田ワールドと愉快な仲間たち」がある。出演棋士は窪田義行七段、中倉宏美女流二段、瀬川晶司六段、上村亘四段である。
窪田七段と上村四段の出演となればシッチャカメッチャカになること必定。そこをどう宏美女流二段が捌くかが注目された。
また16時30分からはシモキタ名人戦決勝戦の解説会があり、渡辺明二冠、飯野愛女流初段が登場する。もちろん飯野女流初段の御尊顔は拝したいが、ただ本日は17時から、皇居宮殿で平成天皇陛下の最後のお言葉がある。これは日本国民として拝聴したく、それまでには帰宅する予定だった。

ただ当日は雨で、屋外で行われる将棋名人戦、囲碁名人戦、囲碁こども名人戦は中止。一部イベントを北沢タウンホールに集約させ、小規模開催となった。
私は最寄り駅から山手線に乗るが、タッチの差で1本乗り遅れてしまった。駅前の金券ショップで回数券を買っていたからで、このロスは痛い。
それを取り戻すつもりで、池袋で13時00分発の埼京線に乗り換えようとしたら、一瞬早く出られてしまった。乗り換え時間1分で間に合う計算が、私の時計が1分遅れていたのだ。日本の鉄道は正確すぎてかなわぬ。
ともあれ、これで2本の乗り遅れである。私は新宿を通りこす。渋谷から京王井の頭線に乗ったほうが、運賃が安くなるからだ。ただし若干時間はかかるので、損得勘定は微妙である。
さらに原宿でしばし電車が止まり、累計の浪費時間が相当なものになってしまった。
ようやっと下北沢駅東口に降りたが、今度はその北沢タウンホールが分からない。駅前にブースがあったが、そこは将棋関係ではないようだ。
さんざん駅前をうろつくが、半分迷子だ。刻々と時間は過ぎ、もうトークショーが始まる時間になってしまった。こういうことがあるから、時間には余裕を持って行動しないといけないのだ。
さっきのブースに行ってみると、何とシモキタ名人戦のブースだった。私はチラシをもらい、タウンホールのありかを聞いた。
現地に着くと、1階のホールにいた太っちょのスタッフ氏が、私に何か叫んだ。各イベントのありかを教えてくれたのだ。
彼は3月の「世界の将棋まつり」で、対局場に乱入??した私を、叱責したスタッフだった。あの時は私に非がなかったと信じているが、彼も彼なりの仕事を遂行したにすぎない。
私にあの時のわだかまりはないが、今はまだ、「世界の将棋まつり」に行くつもりはない。
2階では将棋こども名人戦をやっていた。私は太っちょ氏の言葉をあまり聞かなかったが、建物内の案内を見ると、12階でトークショーをやっていた。
エレベーターで12階に上がってビックリ。立錐の余地もない観客で、その奥の小スペースで、トークショーが行われていた。時に13時47分。盛大な遅刻である。
矢澤亜希子さんは花魁姿で登場していた。艶やかは艶やかだが、彼女にどんな心境の変化があったのかと思う。
その右には森内九段がおり、宏美女流二段が司会を務めていた。
……まあそうであろう。森内九段がホストをするわけがなかった。
会場の奥には「動画撮影禁止」とあるが、写真撮影自体は構わないようだ。私は恐る恐るカメラを構えるが、森内九段を狙うスナイパーのようで、あまり感心しない。
しかも曇天の屋内なのでピントが合いづらく、なかなかシャッターが切れない。フラッシュを焚いてもいいのだろうが、玉川高島屋はフラッシュ禁止だったので、その流れでここも、フラッシュは躊躇してしまうのだ。しかし、「夜景モード」にしてしまったのは、頭が混乱していたとしか言いようがない。私は冷静さを失うと、マジで思考能力がゼロになってしまう。
「今後のバックギャモンはどうなると思いますか?」
みたいな宏美女流二段の問いに、矢澤亜希子さんが、「国際化云々」と答える。
その間にも私は森内九段にカメラを向けるが、ギヌロ、と睨まれる感じがして、どうもシャッターを押せない。宏美女流二段も映したいが、なかなかに黒山の人だかりで、撮影は困難を極めた。
そうこうしているうちに、トークショーも終わってしまった。









3階の指導対局場に行ってみる。現在は八代弥(わたる)七段、石田直裕五段、田中悠一五段、中村真梨花女流三段、北尾まどか女流二段、宮宗紫野女流二段、相川晴香女流初段が各3面指しで対局中だ。八代七段は4月23日の対局で七段に昇段したが、胸章リボンのタレには、「八代弥六段」とあった。連絡が間に合わなかったのだろう。
12階に戻ると、井出洋介雀士、先崎学九段、囲碁の武宮正樹九段、それに妙齢の女性が麻雀を打っていた。先崎九段はすっかり寛解したようで、よろこばしい。



島井咲緒里女流二段はハート型の駒を使って指導対局を行っており、目が合ったので挨拶した。最近はLPSA女流棋士との交流がほとんどないが、島井女流二段はいつも気さくで、恐縮してしまう。
壁を見ると、「桑名七番勝負」と大書され、例の異種競技同時七番勝負をやっていた。「世界の将棋まつり」でも、こうした横断幕を掲げていれば、私も気が付いて、対局場に乱入??することもなかった。
入口付近の指導対局申し込みスペースに行くと、15時55分と16時35分(最終)の分を募集していた。申し込みたいのはヤマヤマだが、私は前述の通り17時から、天皇陛下の最後のお言葉を拝聴しなければならない。残念だが、今年の指導対局はパスである。
(つづく)
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