一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

高校時代に創った詰将棋

2019-06-19 00:05:53 | 将棋雑記

私は詰将棋の創作能力はない。ないが、高校時代にひとつだけ創ったことがある。それが上図だ。
それを二段程度の先輩に見せたところ、数秒考えた先輩は「あっ」と言って、すぐ詰ましてしまった。ちなみに家でオヤジにも見せたところ、「5手目がシャレた手だな」と言われた。
いずれにしてもさしたる変化はなく、「詰将棋」ならぬ「詰む将棋」で、面白味はまったくない。この時、私に創作能力はないと痛感した。
それからかなり年月が経って、デイリースポーツの内藤國雄九段「詰めの妙味」コーナーに、私の詰将棋と同じ筋のそれが掲載された。それは玉が9四にいたと思うが、駒数が少ない上に手順が洗練されていて、さすがにプロの作図は違う、と唸ったものである。
その後、2007年にLPSAが「詰め将棋日めくりカレンダー」の募集を開始。その翌年からか、私も投稿したものだ。それは実戦の一場面をアレンジしたり、自分なりの趣向を凝らしたりといろいろあったが、いずれもつまらない代物だった。
この日めくりカレンダーは男性棋士の投稿もあったが、ある高段棋士は、「一生懸命作りました」のコメントの割にはパッとしない手順で、詰将棋の創作に棋力は関係なし、特有のセンスが必要だ、と感じたものである。
この日めくりカレンダーは好評だったが、2013年版を最後に終了してしまった。
あれは私のような素人の作図も採用してくれ、いい企画だったが、詰将棋はある意味マニアックなところがある。思ったほど売り上げが伸びなかったのだろう。
将棋ブーム再燃の今、もう一度日めくりカレンダーを企画してくれたらうれしい。
コメント (2)
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